アート

Posted on 2013-07-09
日本初の「カイユボット展-都市の印象派」 ブリヂストン美術館



《ヨーロッパ橋》ジュネーヴ・プティ・パレ美術館蔵

《ヨーロッパ橋》1876年、ジュネーヴ・プティ・パレ美術館蔵
©Association des amis du Petit Palais, Genève


Editor:蓬田(よも)修一

印象派を代表する画家であるカイユボットの日本では初めてとなる展覧会が、東京・京橋のブリヂストン美術館で開催されます。

展覧会のタイトルは「カイユボット展-都市の印象派」。会期は、2013年10月10日から12月29日までです。

ギュスターヴ・カイユボット(1848-1894)は、パリの裕福な実業家の家に生まれ、法律学校を卒業後、画家を志ました。

モネ、ルノワール、ドガらとともに印象派の興隆を支えましたが、裕福ゆえに絵を売却する必要がなかったため、作品が人目にふれる機会が少なく、画家としての評価が遅れました。

しかし近年、作品テーマを社会史的な観点から見直す機運のなかで、近代パリの新しい風俗や都市風景を光あふれる繊細な筆致でとらえた彼の作品に関心が高まってきました。

また、カイユボットは画家である友人たちの作品を購入することで経済的な支援を続け、印象派の収集家としても知られています。

今回の展覧会では、印象派の主流にありながらも、写真を思わせる奥行きある空間と緻密な表現により特異な存在を示すカイユボットの、多彩な約55点の作品をテーマ別に展観します。

あわせて、カイユボットの弟で、趣味を共有し影響を与え合ったマルシャル・カイユボットによる作品80点も展示します。

いまだ知られざるカイユボットの日本初となる今回の展覧会は、印象派の新たな魅力を提示するものとなるでしょう。

[見どころ]

1. 知られざる画家の全貌を紹介する日本初の回顧展

2. 「印象派展」出品作など代表作を展示

3. 世界各地の美術館に加え、個人所有の秘蔵コレクションから出品

4. 弟マルシャル・カイユボットの撮影による貴重な写真作品もあわせて展観

「カイユボット展-都市の印象派」
会期 2013年10月10日(木)から12月29日(日)まで
開館時間 午前10時から午後6時まで 
※毎週金曜日は20:00まで ※入館は閉館の30分前まで
休館日 月曜日 ※12月16日、祝日は開館
入館料 一般1500円(1300円)、シニア1300円(1100円)(65歳以上)、大高生1000円(800円)、中学生以下無料 ※( )内は前売料金および15名以上の団体料金。
主催 公益財団法人石橋財団ブリヂストン美術館
後援 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、公益財団法人日仏会館、日仏会館フランス事務所
特別協賛 株式会社ブリヂストン
協賛 株式会社高島屋、株式会社みずほ銀行、大日本印刷株式会社
展示協力 株式会社DNP アートコミュニケーションズ
協力 日本航空
問い合わせ 03-5777-8600(ハローダイヤル)

「カイユボット展-都市の印象派」特設サイト

《ピアノを弾く若い男》1876年、石橋財団ブリヂストン美術館蔵

《ピアノを弾く若い男》1876年、石橋財団ブリヂストン美術館蔵

《パリの通り、雨(エスキス)》1877年、マルモッタン・モネ美術館蔵

《パリの通り、雨(エスキス)》1877年、マルモッタン・モネ美術館蔵
©Musée Marmottan Monet, Paris, France / Giraudon / The Bridgeman Art Library

《自画像》1889年頃、オルセー美術館蔵

《自画像》1889年頃、オルセー美術館蔵
©RMN-Grand Palais (musée d’Orsay) / Martine Beck-Coppola / distributed by AMF


■■■■招待券プレゼントへの応募は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。『カイユボット展』招待券プレゼント■■■■


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