アート

Posted on 2025-09-19
「生誕151年からの鹿子木孟郎 ―不倒の油画道―」約四半世紀ぶりの本格的な回顧展


鹿子木孟郞《婦人像》個人蔵

 

2025年(令和七年)9月27日(土)から 12月14日(日)まで、京都東山・鹿ヶ谷の泉屋博古館(本館)で、特別展「生誕151年からの鹿子木孟郎 ―不倒の油画道―」が開催されます。

近代の日本洋画に本格的な写実表現を移植した鹿子木孟郎(かのこぎ・たけしろう)の生誕150年を記念して開催されるものです。

鹿子木は現在の岡山市に生まれ、はじめ天彩学舎や不同舎で洋画の基礎を学び、のちにフランスへ留学しました。

パリでは19世紀フランス・アカデミスムの正統に属し、歴史画の名手として知られたジャン=ポール・ローランスの薫陶を受け、生涯を通じてフランス古典派絵画の写実表現を追究しました。

帰国後は、関西美術院や太平洋画会、文部省美術展覧会の中心的な画家として活躍し、近代日本洋画の発展に確かな足跡を残しています。

一方で鹿子木は、留学の支援を受けた住友家15代当主・住友春翠に、師ロ-ランスの代表作のほか自作や模写、その他西洋名画を仲介しておさめるなど、住友家と深い交流を結んでいることも見逃せません。

本展は、初期の天彩学舎や不同舎で学んだ素描から、渡仏しフランス古典派の巨匠ロ-ランスに学んだ渡欧作、帰国後の関西美術院や下鴨家塾での活動などを作品により網羅し、生涯の画業を紹介しつつその功績を再考します。

とくに師ローランスの写実技法の伝播について再検討を行い、近代日本洋画における写実表現の展開をめぐる問題を検証します。

展示構成は次の通りです。

第1章「不倒」の油画道への旅が始まった。
第2章 タケシロウ、太平洋を渡ってパリまで行く。
特集 鹿子木の師ローランス
第3章 再び三たびのヨーロッパ。写実のその先へ
第4章 象徴主義の光を受けて ―不倒の画家、構想の成熟。

約四半世紀ぶりの本格的な回顧展を、鹿子木が活躍した京都で鑑賞するまたとない機会です。

会期 2025年9月27日(土)~12月14日(日)
(前期:9月27日(土)~11月3日(月・祝)、後期:11月5日(水)~12月14日(日))
休館日 月曜日(10月13日、11月3日・24 日は開館)、10月14日、11月4日・25 日
開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
会場 泉屋博古館(京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24)
入館料 一般1200円(1000円)、学生800円(700円)、18歳以下無料
※学生ならびに18歳以下のかたは証明書の呈示が必要です
※20人以上は( )内の団体割引
※障がい者手帳等ご呈示のかたはご本人および同伴者1人まで無料
本展覧会の入場料でブロンズギャラリーで併催の「中国青銅器の時代」も観覧できます

 

鹿子木孟郎《男裸体習作(背面)》1902年(明治35) 岡山県立美術館

 

鹿子木孟郎《ノルマンディーの浜》1907年(明治40) 泉屋博古館東京寄託

 

鹿子木孟郎《加茂の競馬》1913年(大正2) 株式会社三井住友銀行蔵(泉屋博古館東京寄託)

 

ジャン=ポール・ローランス《年代記》 泉屋博古館東京

 

鹿子木孟郎《浴女》1934年(昭和9) 岡山県立美術館

 

 

特別展「生誕151年からの鹿子木孟郎 ―不倒の油画道―」の開催を記念して、M&Cの読者の中から5組10名様にチケットをプレゼントいたします。

以下のフォームより、お名前、メールアドレス、ご住所をお書きになり、ご応募ください。

締め切りは、2025年10月10日24時です

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