アート
Posted on 2025-09-26
「ゴッホ展」 世代を超えた家族が画家の夢をつなぐ
2025年(令和七年)9月12日(金)から12月21日(日)まで、東京・上野公園の東京都美術館で、「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」が開催中です。
今回の「ゴッホ展」の大きな特色は、ファン・ゴッホ家が受け継いできたファミリー・コレクションに焦点を当てていることです。
フィンセント・ファン・ゴッホの画業を支え、その大部分の作品を保管していた弟テオは兄の死の半年後に生涯を閉じ、テオの妻ヨーが膨大なコレクションを管理することとなります。
ヨーは義兄の作品を世に出すことに人生を捧げ、作品を展覧会に貸し出し、販売し、膨大な手紙を整理して出版するなど、画家として正しく評価されるよう奔走しました。
テオとヨーの息子フィンセント・ウィレムは、コレクションを散逸させないためにフィンセント・ファン・ゴッホ財団を設立し、美術館の開館に尽力します。
会場では《画家としての自画像》や《種まく人》など、フィンセント・ファン・ゴッホの初期から晩年までの作品30点以上を見ることができます。
ほかにも、ファン・ゴッホ自身が集めた作品や、初来日となるファン・ゴッホの手紙4通も展示されています。
構成は次の通りです。
第1章 ファン・ゴッホ家のコレクションからファン・ゴッホ美術館へ
第2章 フィンセントとテオ、ファン・ゴッホ兄弟のコレクション
第3章 フィンセント・ファン・ゴッホの絵画と素描
第4章 ヨー・ファン・ゴッホ=ボンゲルが売却した絵画
第5章 コレクションの充実 作品収集
また、幅14mを超える大規模な空間で映像を上映するイマーシブ・コーナーも見どころです。
《花咲くアーモンドの木の枝》をはじめとするファン・ゴッホ美術館の名作を高精細な映像で投影するほか、SOMPO美術館所蔵の《ひまわり》を3Dスキャンし、CG化した映像も紹介されています。
ファン・ゴッホは自身も芸術と文学に癒されてきました。そのお返しとして、自らの作品が人々に安らぎを与えることを願いました。
その夢は家族のたゆまぬ努力によって実を結びました。その家族の軌跡をファン・ゴッホ作品とともに感じられる特別な展覧会です。
ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢
会期 2025年9月12日(金)~12月21日(日)
※土日、祝日および12月16日(火)以降は日時指定予約制
会場 東京都美術館
開室時間 午前9時30分~午後5時30分、金曜日は午後8時まで(入室は閉室の30分前まで)
休室日 月曜日、10月14日(火)、11月4日(火)、11月25日(火)
※10月13日(月・祝)、11月3日(月・祝)、11月24日(月・休)は開室
観覧料 一般2300円、大学生・専門学校生1300円、65歳以上1600円、18歳以下・高校生以下無料
※9月平日のみ、大学生・専門学生は無料
問い合わせ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
公式サイト https://gogh2025-26.jp
※巡回展情報
[名古屋展] 2026年1月3日(土)~3月23日(月) 愛知県美術館
以下は会場風景です。
「第1章 ファン・ゴッホ家のコレクションからファン・ゴッホ美術館へ」の展示。ファン・ゴッホ家のファミリーヒストリーがわかりやすくまとめられている
「第3章 フィンセント・ファン・ゴッホの絵画と素描」の展示。オランダ、パリ、からオーヴェール=シュル=オワーズまで、滞在地ごと、時系列に展示されている。左から《浜辺の漁船、サント=マリー=ド=ラ=メールにて》、《耕された畑(「畝」)》
「第4章 ヨー・ファン・ゴッホ=ボンゲルが売却した絵画」の展示。右から《ボートの浮かぶセーヌ川》、《モンマルトルの菜園》、《一日の終り(ミレーによる)》
「第5章 コレクションの充実 作品収集」の展示。ファン・ゴッホの手紙4通が初来日している。
フィンセント・ファン・ゴッホ 「傘を持つ老人の後ろ姿が描かれたアントン・ファン・ラッパルト宛ての手紙」
1882年9月23日頃 ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)
幅14mを超える大規模な空間で映像を上映するイマーシブ・コーナー。ここは来場者による撮影が可能
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