仏像
Posted on 2026-02-09
《美術展巡り》たたかう仏像 静嘉堂文庫美術館
2026/2/9
M&C編集部
蓬田修一
静嘉堂@丸の内で開催中の「たたかう仏像」を見てきた。
静嘉堂@丸の内に行くのは今回が始めだ。美術館は、皇居のお堀沿いに建つ明治生命館1階にある。明治生命館は重要文化財で、戦後日本が占領されたときは、GHQ空軍司令部が置かれ、マッカーサーも同館に来ていたという現代史が刻み込まれた建物だ。
わたしが行ったのは土曜日の午前中、小雪が舞う寒い日だったが、すでに多くの来場者が館内にいて、その多さに少々驚いた。客の年齢層は比較的高い。シニア夫婦と思わる人たちがたくさんいた。
静嘉堂@丸の内の館内は中央に広いホワイエがあり、それを取り囲むように展示エリアが設置されている。それぞれの展示エリアはコンパクトなスペースで、全館を回っても疲れるようなことはないのは嬉しい。
「たたかう仏像」という展覧会タイトルには、人間の苦悩や健康などと戦う仏像たち、などの意味合いが込めてあるらしい。
しかし、鑑賞するときはそうしたことにあまりとらわれなくてもいいのではないか。
仏像や仏画に接すると、その美しさに感嘆するだけでなく、作品に染み込んでいる過去の人たちの思いも感じる。わたしは熱心な仏教徒ではないが、敬虔な気持ちになる。
日本の仏像だけでなく、朝鮮(高麗時代)、中国(北魏、宋、元時代)の仏像も見られた。東アジアにおける仏教の広がりにも思いを馳せることができ、興味深く鑑賞した。
唐時代の神将・官人傭も一挙展示されていた。傭とは、墓に納められた人型の土器・陶器のことだ。こちらも見応え十分であった。
普賢菩薩像(部分) 鎌倉時代 13世紀
重要文化財
妙法蓮華経変相図(部分)
宋時代 11~12世紀
妙法蓮華経変相図(部分)
宋時代 11~12世紀
騎象普賢菩薩像
江戸時代 17~19世紀
地蔵菩薩十王図(部分)
高麗時代 14世紀
重要美術品
十王図・二使者図(部分)
第五閻王
元時代 14世紀
三彩神将傭(部分)
唐時代 8世紀
三彩官人傭(部分)
唐時代 8世紀
展示会場風景
ホワイエ
展覧会基本情報
住所 東京都千代田区丸の内2-1-1 明治生命館1F
休館日 月曜日(祝休日は開館し翌平日休館)、展示替期間など
開館時間 10:00~17:00
※夜間開館あり。公式サイトの展覧会ページをご確認ください
※入館は閉館の30分前まで
入館料 一般 1,500円、大学・専門学校・高校生1,000円、中学生以下無料
※障がい者手帳提示の方700円(同伴者1名無料)
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