アート

Posted on 2014-10-21
「ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄」2015年、東京と京都で



ヨハネス・フェルメール ≪天文学者≫1668年
Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / René-Gabriel Ojéda / distributed by AMF – DNPartcom


Editor:蓬田(よも)修一

パリのルーヴル美術館のコレクションから厳選された約80点を通して、16世紀初頭から19世紀半ばまで、約3世紀半にわたるヨーロッパ風俗画の多彩な展開をたどる「ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄」が、2015年2月から東京・六本木の国立新美術館、6月から京都の京都市美術館で開催されます。

「風俗画」とは、人々の日常生活の情景を描いた絵画です。そこには家事にいそしむ召使い、物乞いの少年、つましい食卓につく農民の家族、庭園に集う貴族の男女など、身分や職業を異にするさまざまな人々の日常がいきいきと描写されています。

一方で、日常の情景のなかに、複雑な道徳的・教訓的意味が込められていることもあり、それらを読み解いていくことも、風俗画ならではの楽しみといえます。

17世紀オランダを代表するフェルメールの傑作《天文学者》が初来日するほか、ティツィアーノ、レンブラント、ルーベンス、ムリーリョ、ピーテル・ブリューゲル1世、クエンティン・マセイス、ル・ナン兄弟、ヴァトー、ブーシェ、シャルダン、ドラクロワ、ミレーなど、ヨーロッパ各国・各時代を代表する巨たちの名画が一堂に会します。

膨大なコレクションを誇るルーヴル美術館だからこそ実現できる、時代と地域を横断する、かつて例を見ない大規模な風俗画展です。

ヨーロッパ風俗画の魅力を堪能できる本展にぜひ、足をお運びになるのはいかがでしょうか。

構成は次のとおりです。

1章 労働と日々-商人、働く人々、農民
2章 日常生活の寓意-風俗描写を超えて
3章 雅なる情景-日常生活における恋愛遊戯
4章 田園の風景-日常生活における自然
5章 室内の女性-日常生活における女性
6章 アトリエの芸術家

見どころは次のとおりです。

史上空前! 風俗画の歴史を一望する本格的な展覧会
ルネサンスが最後の花を咲かせた16世紀初頭から、現実に目を向けるレアリスムが勃興する19世紀半ばまで、約3世紀半にわたるヨーロッパ風俗画の多彩な展開が、約80点の名画によって紹介されます。

各国・各時代を代表する珠玉の名作が集結-風俗画にみるヨーロッパ絵画の神髄
16世紀イタリア・ヴェネツィア派を主導した巨匠ティツィアーノから、ピーテル・ブリューゲル1世、クエンティン・マセイス、ル・ナン兄弟、ムリーリョ、ブーシェ、シャルダン、コロー、ミレーなど、ヨーロッパ国・各時代の「顔」ともいうべき画家たちの珠玉の名画が集結します。

フェルメールの《天文学者》、待望の初来日
17世紀オランダを代表する画家フェルメールの円熟期の傑作、《天文学者》が待望の初来日を果たします。

ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄
〈東京展〉
会場
 国立新美術館 企画展示室1E
会期 2015年2月21日(土)から6月1日(月)まで
観覧料 一般1600円(1400円)、大学生1200円(1000円)、高校生800円(600円)、中学生以下無料
( )内は前売および20名以上の団体料金
問い合わせ TEL:03-5777‐8600(ハローダイヤル)
〈京都展〉
会期
 2015年6月16日(火)から9月27日(日)まで
会場 京都市美術館
詳細は同展の公式サイトでご確認ください。

ティツィアーノ《鏡の前の女》 1515年頃 Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Franck Raux / distributed by AMF – DNPartcom

バルトロメ・エステバン・ムリーリョ 《物乞いの少年(蚤をとる少年)》 1647-48年頃 Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Stéphane Maréchalle / distributed by AMF – DNPartcom

クエンティン・マセイス 《両替商とその妻》 1514年  Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Gérard Blot / distributed by AMF – DNPartcom

フランソワ・ブーシェ《オダリスク》 1745年(?) Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Daniel Arnaudet / distributed by AMF – DNPartcom




会場の様子です。(2015年2月20日に行われたプレス内覧会で撮影)

■■■■たくさんのご応募ありがとうございました。締め切りました。「ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄」(東京展) 招待券プレゼント■■■■


開催を記念して、「ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄」の招待券を、Media & Communication読者の5組10名様にプレゼントいたします。

以下のフォームより、お名前、メールアドレス、ご住所をお書きになり、ご応募ください。

締め切りは、2015年2月15日24時です。

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