アート

Posted on 2014-11-06
「生誕130年 エコール・ド・パリの貴公子 パスキン展」 ポンピドゥー・センターなどから珠玉のセレクション



ジュール・パスキン ≪少女-幼い踊り子 ≫ 1924年 油彩、カンヴァス パリ市立近代美術館蔵
©Eric Emo/ Musée d’Art Moderne/ Roger-Viollet


Editor:蓬田(よも)修一

国内では16年ぶりとなるパスキンの本格的な回顧展「生誕130年 エコール・ド・パリの貴公子 パスキン展」が、2015年1月17日(土)~3月29日(日)の会期で、パナソニック 汐留ミュージアムを会場に開催されます。

ジュール・パスキン(1885~1930)は、「エコール・ド・パリ」といわれる主に1920年代にパリに集った異邦人芸術家たちを代表する画家です。

フジタやキスリングを親友に持ち、ピカソやシャガールらも活躍した第一次大戦後の「狂乱の時代」に、パリで高い評価を受けて、次々と作品が売れた時代の寵児でした。

中でも、繊細で震えるような輪郭線と、真珠のような輝きを放つ淡く柔らかな色合いで描かれた女性や子どもたちの作品で人気を博しました。

本展は、パスキンの作品を広く普及させるための活動を行っているコミテ・パスキンの全面的な協力のもと開催されるものです。

会場には、デッサンの修練に余念がなかった初期の頃から、パリ移住、アメリカ時代、再びパリでのパスキン全盛期まで、油彩、版画、パステル、コラージュなど多彩なパスキンの作品が勢揃いします。

本展は、いわば狂乱の時代を生きた旅人の軌跡と言えるでしょう。

展示構成は次のとおりです。

第1部 ミュンヘンからパリへ 1903-905
第2部 パリ、モンパルナスとモンマルトル 1905-1914
第3部 アメリカ 1914/15-1920
第4部 狂騒の時代 1920-1930

<展覧会の見どころ>
1.絶頂期の作品が多数出品される、パスキンの本格的な回顧展
初期の素描画家時代や、アメリカ滞在時の作品も出品され、絶頂期である柔らかく淡い色彩が特徴の「真珠母色の時代」に至るまでの画風の変遷を見ることができます。

2.日本初公開作品を含む充実した出品作品
ポンピドゥー・センターやパリ市立近代美術館ほかヨーロッパ各地から出品される選りすぐりの名品に加え、パスキンの遺作を受け継いだ個人所蔵家の日本初公開作品など貴重で珍しい作品が一堂に。挿絵本や直筆書簡も展示されます。

3.コミテ・パスキンによる全面的な協力
コミテ・パスキン会長のトム・クローグ氏の協力のもと、同副会長である美術史家ローズマリー・ナポリターノ氏を監修者に迎え、展示作品の選定や出品に全面的なバックアップを得ている展覧会です。

生誕130年 エコール・ド・パリの貴公子 パスキン展
会場
パナソニック 汐留ミュージアム
会期2015年1月17日(土)から3月29日(日)まで
入館料一般1000円、65歳以上900円、大学生700円、中・高校生500円、小学生以下無料
※20人以上の団体は100円引き
問い合わせ 03-5777-8600(ハローダイヤル)
関連サイト パナソニック 汐留ミュージアム

ジュール・パスキン ≪ミュンヘンの少女≫ 1903年 鉛筆、紙 パリ市立近代美術館蔵
©Eric Emo/ Musée d’Art Moderne/ Roger-Viollet


ジュール・パスキン ≪エルミーヌ・ダヴィッドの肖像≫ 1908年
油彩、カンヴァス グルノーブル美術館蔵 ©Musée Grenoble


ジュール・パスキン ≪キューバでの集い≫ 1915/17年
油彩、カンヴァス(両面作品) 個人蔵



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以下のフォームより、お名前、メールアドレス、ご住所をお書きになり、ご応募ください。

締め切りは、2015年1月16日24時です。

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