アート

Posted on 2015-01-14
特別展「鳥獣戯画 京都 高山寺の至宝」 現存「鳥獣戯画」がすべて集結



国宝 鳥獣人物戯画 甲巻(部分) 平安時代・12世紀 [前期展示:4/28~5/17]


Editor:宮川由紀子

平成27年(2015)年4月28日(火)から6月7日(日)まで、東京国立博物館で特別展「鳥獣戯画 京都 高山寺の至宝」が開催されます。

誰もが一度は目にしたことのある、日本で最も有名な絵巻、国宝・鳥獣人物戯画(ちょうじゅうじんぶつぎが)。墨線のみで動物や人物たちを躍動的に描いた、日本絵画史上屈指の作品です。

全巻の修理を終え、その魅力を一新した鳥獣戯画の全貌を紹介するのが本展覧会です。国宝の甲・乙・丙・丁4巻とともに、この4巻から分かれ、国内外に所蔵される断簡5幅も集結。現存するすべての鳥獣戯画を見ることができます。(一部展示替えあり。「鳥獣戯画」については、各巻前半部分を前期、後半部分を後期に展示。)

また、鳥獣戯画の伝来した京都・高山寺(こうさんじ)は、鎌倉時代のはじめに明恵上人(みょうえしょうにん)によって再興され、今なお多くの文化財が伝わっています。本展覧会では、高山寺ゆかりの至宝とともに、明恵上人の信仰と深く関わる美術作品もかつてない規模で展示されます。

[展覧会の会場構成]

第1章 高山寺伝来の至宝
第2章 高山寺中興の祖 明恵上人の信仰と美術
第3章 国宝・鳥獣戯画のすべて

[展覧会の見どころ]

鳥獣戯画の全貌を一挙公開
日本美術史のなかで最も知名度の高い絵画作品のひとつ、国宝・鳥獣人物戯画4巻(甲・乙・丙・丁)のすべて、さらに同絵巻の一部が掛軸などに仕立て直された断簡(だんかん)が、国内外から集められ一挙に公開されます。

鳥獣戯画の伝来した高山寺ゆかりの至宝をかつてない規模で展観
鳥獣戯画の伝わる高山寺は世界文化遺産にも登録され、日本最古の茶園があることでも知られます。

高山寺中興の祖、明恵上人の信仰世界を探る
高山寺は、鎌倉時代の華厳宗(けごんしゅう)の僧、明恵上人(みょうえしょうにん)が厳しい修行を実践したゆかりの寺。川端康成や白洲正子らを引きつけた上人の生涯は、女性を擁護し、多くの和歌を残し、自らの夢を筆録するなど、人間味豊かなエピソードにあふれています。明恵上人のひととなりと信仰世界に迫る内容です。

特別展「鳥獣戯画 京都 高山寺の至宝」
会期
 平成27年(2015年)4月28日(火)から6月7日(日)まで
前期:4月28日(火)~5月17日(日) 後期:5月19日(火)~6月7日(日)
※会期中、一部展示作品、および展示場面の変更があります。
「鳥獣戯画」については、全4巻の各前半部分が前期、後半部分が後期に展示されます。
会場 東京国立博物館 平成館
観覧料 一般1600円(1400円/1300円)、大学生1200円(1000円/900円)、高校生900円(700円/600円)、中学生以下無料
( )内は前売/20名以上の団体料金
問い合わせ先 電話:03-5777-8600(ハローダイヤル)

展覧会公式サイト

国宝 鳥獣人物戯画 甲巻(部分) 平安時代・12世紀 [後期展示:5/19~6/7]


国宝 明恵上人像(樹上坐禅像) 鎌倉時代・13世紀 [前期展示:4/28~5/17]


国宝 華厳宗祖師絵伝 義湘絵(部分) 鎌倉時代・13 世紀 [前期展示:4/28~5/17]

所蔵はすべて京都・高山寺




下の写真は4月27日に行われたプレス内覧会で撮影した会場のもようです。





■■■■たくさんのご応募ありがとうございました。締め切りました。特別展「鳥獣戯画  京都 高山寺の至宝」招待券プレゼント■■■■


開催を記念して、特別展「鳥獣戯画  京都 高山寺の至宝」の招待券を、Media & Communication読者の5組10名様にプレゼントいたします。

以下のフォームより、お名前、メールアドレス、ご住所をお書きになり、ご応募ください。

締め切りは、2014年4月27日24時です。

Tags:
Posted in アート | Comments Closed

Related Posts