アート

Posted on 2015-01-22
「画鬼・暁斎-KYOSAI 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル」 三菱一号館美術館



河鍋暁斎 《大和美人図屏風》 明治17-18(1884-85)年 京都国立博物館寄託 ※前期のみ展示


Editor:宮川由紀子

平成27年(2015年)6月27日(土)から9月6日(日)まで、三菱一号館美術館で「画鬼・暁斎-KYOSAI 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル」が開催されます。

河鍋暁斎(かわなべ きょうさい、1831-1889)は幕末に生まれ、6歳で浮世絵師歌川国芳に入門、9歳で狩野派に転じてその正統的な修業を終え、幕末明治に絶大な人気を博した絵師です。

一方、三菱一号館を設計した英国人建築家ジョサイア・コンドル(Josiah Conder, 1852-1920)は、明治政府に招かれ明治10年(1877年)に来日、日本の近代建築に多大な功績を残しました。彼は日本美術愛好家でもあり、暁斎に弟子入りして絵を学び、師の作品を海外に紹介しました。

本展は三菱一号館美術館開館5周年を記念して開催されるもので、ふたりの交流やコンドルの業績と、コンドルの敬愛する暁斎のユーモラスで型破りな画業を、展示替えをしながら、多彩なジャンルの国内外の名品約120点によって紹介するものです。

[展覧会の見どころ]

河鍋暁斎とジョサイア・コンドルの師弟愛
三菱一号館を設計した英国人建築家ジョサイア・コンドルと、幕末明治の人気絵師・河鍋暁斎の師弟愛をしのびます。

「画鬼」と称された暁斎の再評価
幕末から明治期に活躍し、正統的な狩野派を引き継ぎながら、浮世絵や江戸期の諸派をも取り込んだ絵師・河鍋暁斎のユニークで型にはまらない幅広い画業を、多様なジャンルの作品によって紹介します。

メトロポリタン美術館所蔵の暁斎作品がおよそ100年ぶりに里帰り
英国人が旧蔵し、現在はニューヨークのメトロポリタン美術館に所蔵されている作品が展示されます。およそ100年ぶりとなる日本への里帰りに合わせ、その元となった河鍋暁斎記念美術館所蔵の《英国人画帖下絵》とともに展示されます。制作の舞台裏やそのルーツを探るまたとない機会となるでしょう。

画鬼・暁斎-KYOSAI 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル
会期
 平成27年(2015年)6月27日(土)から9月6日(日)まで *一部展示替えあり
*前期:6月27日から8月2日まで/後期:8月4日から9月6日まで
会場 三菱一号館美術館
観覧料 一般1500円、高校・大学生1000円、小・中学生500円
一般向け前売券1300円
問い合わせ先 電話:03-5777-8600(ハローダイヤル)

三菱一号館美術館公式サイト

河鍋暁斎 《惺々狂斎画帖(三)》(20図のうち) 明治3(1870)年以前 個人蔵 ※後期のみ展示


河鍋暁斎 《鳥獣戯画 猫又と狸》 画稿 不詳 河鍋暁斎記念美術館蔵


河鍋暁斎 《河竹黙阿弥『漂流奇譚西洋劇』パリス劇場表掛りの場》 明治12(1879)年 GAS MUSEUM がす資料館


河鍋暁斎 《金魚と遊ぶ子供たち》 明治21(1881)年頃 メトロポリタン美術館蔵 ©Metropolitan Museum of Art




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以下のフォームより、お名前、メールアドレス、ご住所をお書きになり、ご応募ください。

締め切りは、2015年6月26日24時です。

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