「幸せの国」の伝統文化「ブータン～しあわせに生きるためのヒント～」展

アート / ライフ

Posted on 2016-05-16
“幸せの国”の伝統文化に接する。「ブータン～しあわせに生きるためのヒント～」展

約97％が「幸せ」と感じている国
2016年（平成28年）5月21日（土）から7月18日（月・祝）まで、東京・上野公園の上野の森美術館で日本・ブータン外交関係樹立30周年記念事業「ブータン～しあわせに生きるためのヒント～」が開催されます。

ブータンはヒマラヤ山脈の南に位置し、面積は九州とほぼ同じ、人口は約75万人です。1972年に4代国王が「Gross National Happiness（国民総幸福）」を提唱しました。無理な開発をせず、自然環境を大事にし、伝統文化を守りながら、ゆっくりと近代化を進めるということを国の考え方の基本としました。

2005年の国勢調査では「幸せ」と回答した人が、国民の約97％を占めています。今回展覧会では、「幸せの国」として知られるブータンの伝統文化を見つめます。

会場は3章で構成されます。第1章は「ブータン的生活様式」。ブータンの女性は“着道楽”が多いと言います。この章では、ブータンの民族衣装の流れや装身具などを紹介します。

第2章は「ブータン仏教と信仰」。仏教は7世紀にチベットからもたらされ、現在はブータン全土に定着しています。仏像、曼荼羅、宗教楽器などを展示します。

第3章は「愛されるブータン王室」。初代国王から現国王までのブータン王室の衣装などを特別展示します。

「幸せの国」の伝統文化に接することで、私たちがこれから生きていく上での「幸せになるためのヒント」が見つかるかもしれません。

日本・ブータン外交関係樹立30周年記念事業「ブータン～しあわせに生きるためのヒント～」
会期　2016年（平成28年）5月21日（土）から7月18日（月・祝）まで　会期中無休
会場　上野の森美術館
チケット　一般1400円（1200円/1100円）、大学・高校生1000円（800円/700円）、小学・中学生600円（400円/300円）、未就学児無料
※（　）内の料金は前売/20人以上の団体料金

＜展覧会タイアップキャンペーン情報＞
「ブータン～しあわせに生きるためのヒント～」の鑑賞券（使用済み可）を持っていると、東京国立博物館で6月19日（日）まで開催中の「特別展　黄金のアフガニスタン―守りぬかれたシルクロードの秘宝―」の当日券の料金が100円割引きになります。

以下は会場風景です。（5月20日に行われたプレス内覧会で撮影）