アート / 歴史

Posted on 2016-03-31
「世界遺産 ポンペイの壁画展」 ローマ時代にタイムスリップ



《赤ん坊のテレフォスを発見するヘラクレス》後1世紀 ナポリ国立考古学博物館蔵  ©ARCHIVIO DELL’ARTE – Luciano Pedicini / fotografo

2016年(平成28年)4月29日(金・祝)から7月3日(日)まで、東京・六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで「日伊国交樹立150周年記念 世界遺産 ポンペイの壁画展」が開催されます。

紀元後79年、ポンペイの町は火山の噴火により、瞬時に閉じこめられました。その後18世紀になって再発見されたポンペイの遺跡は、古代ローマの人々の豊かな暮らしを今に伝え、世界中を魅了しています。

1997年には「ポンペイ、エルコラーノ、トッレ・アヌンツィアータの遺跡地域」として世界遺産に登録。現在は、年間200万人以上の観光客が訪れています。今回の展覧会は、遺跡の中でも最も人気が高い壁画に焦点をあて、壁画の役割とその絵画的な価値を紹介するものです。

展示作品は、壁画コレクションの双璧として知られるナポリ国立考古学博物館とポンペイ監督局から約80点を厳選。会場は、描かれたテーマごとに「第1章 建築と風景」「第2章 日常の生活」「第3章 神話」「第4章 神々と信仰」で構成し、古代ローマ人が好んだモチーフや構図、その制作技法に迫ります。

展覧会の監修は、東京大学名誉教授の青柳正規氏とナポリ、ヌオール・オルソラ・ベニンカーサ大学教授のウンベルト・パッパラルド氏が担当しています。

駐日イタリア大使 ドメニコ・ジョルジ氏は「これまでのポンペイ展は考古学的な見地から開かれてきましてが、本展は紀元後79年の劇的な火山噴火を経てもなお残存しているフレスコ画や、古代ローマの別荘の壁画全体に施された見事な絵画装飾に焦点を当てています」とのメッセージを、今回の開催にあたり寄せています。

遺跡が発見されるまで詳細は不明だったローマ時代の絵画や古代社会の様子を知ることができる貴重な展覧会です。

日伊国交樹立150周年記念 世界遺産 ポンペイの壁画展
会期
 2016年(平成28年)4月29日(金・祝)から7月3日(日)まで 会期中無休
会場 森アーツセンターギャラリー
観覧料 一般1600円(1400円)、高校・大学生1300円(1100円)、小・中学生600円(400円)
※( )内は前売および15名以上の団体料金

《ケイロンによるアキレウスの教育》後1世紀 ナポリ国立考古学博物館蔵 ©ARCHIVIO DELL’ARTE – Luciano Pedicini / fotografo

カルミアーノの農園別荘(壁画を一連の空間装飾として再現した展示イメージ) 写真提供:Altritaliani

《詩人のタブロー画がある壁画断片》(部分)後1世紀 ポンペイ監督局蔵  ©ARCHIVIO DELL’ARTE – Luciano Pedicini / fotografo




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締め切りは、2016年(平成28年)4月28日24時です。

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