アート

Posted on 2017-05-29
ベルギー美術500年の歴史を一望「ベルギー奇想の系譜 ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで」


ヒエロニムス・ボス工房 《トゥヌグダルスの幻視》 1490-1500年頃 油彩・板 ラサロ・ガルディアーノ財団 © Fundación Lázaro Galdiano 


ボスから現代アートまで
2017年(平成29年)7月15日(土)から9月24日(日)まで、東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで「ベルギー奇想の系譜 ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで」が開催されます。

15~17世紀、現在のベルギーおよびその周辺では、中世末期からの写実主義の伝統の上に、空想でしかありえない事物を視覚化した絵画が発展しました。

18世紀になり自然科学の発達や啓蒙主義が席巻すると、不可解なものは解明されていき、空想的なものへの関心も、それ以前に比べれば低くなります。

幻想美術の伝統が蘇るのは、産業革命後の19世紀、人間疎外や逃避願望を背景にした象徴派・表現主義においてでした。

今回の「ベルギー奇想の系譜 ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで」では、ベルギーとその周辺地域において、幻想的な世界を作りだした一連の作品、15世紀から現代まで、約500年間にわたり、総勢30名の作家と約120点の作品で紹介します。

東京都美術館で開催中のボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展や、2015年に東京と京都で開催された「マグリット展」を見た人にとっては、ベルギーの作家が生み出す“奇想の世界”への理解が一層深まることでしょう。

なお、本展覧会は巡回展で、Bunkamura ザ・ミュージアムの前には神戸の兵庫県立美術館で開催されます(5月20日(土)から7月9日(日)まで)。

ベルギー奇想の系譜 ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで
会期
 2017年(平成29年)7月15日(土)から9月24日(日)まで ※7月18日(火)、8月22日(火)のみ休館
会場 Bunkamura ザ・ミュージアム
入館料 一般1500円(1300円)、大学・高校生1000円(800円)、中・小学生700円(500円)
※( )内の料金は前売および20人以上の団体料金

〈巡回展情報〉
神戸会場
 2017年(平成29年)5月20日(土)から7月9日(日)まで/兵庫県立美術館

ジャン・デルヴィル 《レテ河の水を飲むダンテ》 1919年 油彩・キャンヴァス 姫路市立美術館 




■■■■たくさんのご応募ありがとうございました。締め切りました。「ベルギー奇想の系譜  ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで」招待券プレゼント■■■■


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締め切りは、2017年(平成29年)7月14日24時です。

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