アート

Posted on 2017-05-20
ダイナミックな大作 「[特別展]没後50年記念 川端龍子 ― 超ド級の日本画 ―」


川端龍子 《鳴門》 1929(昭和4)年 絹本・彩色 山種美術館 

2017年(平成29年)6月24日(土)から8月20日(日)まで、東京・広尾の山種美術館で「[特別展]没後50年記念 川端龍子 ― 超ド級の日本画 ―」が開催されます。

日本画家・川端龍子(かわばたりゅうし 1885~1966)は、スケールの大きな作品を描き、発表当時は「昭和の狩野永徳」とも呼ばれ、大正から昭和の画壇において旋風を巻き起こしました。

今回の展覧会は、龍子の没後50年を記念して開催するもので、初期の油彩画から院展時代の代表作、自ら立ち上げた青龍社(せいりゅうしゃ)への出品作、そして晩年の作品まで、龍子の代表作約60点を一堂に紹介します。

龍子の作品は「会場芸術」と呼ばれ批判されたこともありました。龍子はそれを逆手にとり、展覧会場で多くの人々が鑑賞できる大画面で時代性が反映された作品を「会場芸術」と称して描き、次々と発表しました。

展覧会場には、青龍社第1回展に出品した記念碑的な《鳴門》(山種美術館)、平安時代の装飾経をヒントに龍子の機知と技術が結集した《草の実》(大田区立龍子記念館)、ジャーナリズム精神の発露と言える《爆弾散華》(大田区立龍子記念館)、会場芸術の象徴と言える横幅7.2m超の大作《香炉峰》などが揃います。

龍子は30歳で再興院展に初入選、2年後には同人に推挙されます。

しかし、繊細巧緻な画風が主流であった院展において、大胆な発想と筆致で構成された大画面の龍子の作品は「会場芸術」と批判されたこともあり、院展を脱退します。

その後も「青龍社」を創設するなどして作品を発表し続けました。

在野の雄として生涯描き続けた龍子の全貌を明らかにする、12年ぶりの回顧展です。

[特別展]没後50年記念 川端龍子 ― 超ド級の日本画 ―
会期
 2017年(平成29年)6月24日(土)から8月20日(日)まで
*会期中、一部展示替えあり(前期:6/24~7/23、後期:7/25-8/20)
会場 山種美術館
入館料 一般1200円(1000円)、大高生900円(800円)、中学生以下無料
※( )内の料金は前売/20人以上の団体料金

川端龍子 《香炉峰》 1939(昭和14)年 紙本・彩色 大田区立龍子記念館 

川端龍子 《八ツ橋》 1945(昭和20)年 絹本金地・彩色 山種美術館 [後期展示7/25-8/20] 

川端龍子 《金閣炎上》 1950(昭和25)年 紙本・彩色 東京国立近代美術館 [後期展示7/25-8/20] 




■■■■たくさんのご応募ありがとうございました。締め切りました。「[特別展]没後50年記念 川端龍子 ― 超ド級の日本画 ―」招待券プレゼント■■■■


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締め切りは、2017年(平成29年)6月23日24時です。

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