アート
Posted on 2020-05-22
『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道』謎に包まれる撮影現場に密着
写真家、森山大道(もりやま だいどう)のドキュメンタリー映画「過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道」が、2021年春公開されます。
本来は2020年7月3日から、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開予定でしたが、新型コロナウィルスの影響にともない、2021年春に延期されました。
森山大道は、デビューから50年以上、81歳の今なお、現役の写真家として最先端で撮り続けています。
2019年には、写真界のノーベル賞とも言われる「ハッセルブラッド国際写真賞」をしました。
若い世代からも大きな支持を集める写真界のスーパースターですが、その撮影手法や普段の生活などは、これまで謎に包まれてきました。
本作は、1968年に出版され、幻の作品集としてなかば伝説となっていた森山のデビュー写真集「にっぽん劇場写真帖」を復刊するプロジェクトに密着します。
森山が撮影する姿だけでなく、造本家や編集者とやりとりする森山の姿も見ることができます。
まるで一冊の本が誕生する現場に立ち会っているような感覚となるでしょう。
なお、本作にも出演しており、森山と縁の深い造本家、町口覚(まちぐち さとし)が、ポスタービジュアルを手掛けました。
眩い光の中でカメラを構える森山と、極端な陰影が強烈な印象をもたらす森山の代表作「三沢の犬」。
撮るものと撮られるものとが対峙するダイナミックなレイアウトとともに、多彩なフォントを用いたアクロバティックな文字組で構成されたデザインです。
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