アート

Posted on 2020-05-09
「開館10周年記念 1894 Visions ルドン、ロートレックとソフィ・カル展」、旧三菱一号館の竣工年に着目した企画展



オディロン・ルドン 《グラン・ブーケ(大きな花束)》 1901年 パステル/画布 248.3×162.9cm 三菱一号館美術館蔵 


東京・丸の内の三菱一号館美術館で「1894 Visions ルドン、ロートレックとソフィ・カル展」が、2020年(令和2年)10月24日(土)から2021年(令和3年)1月17日(日)まで開催されます。

同館が作品を所蔵する作家、ルドンとロートレックに焦点を当てて、100点を超える作品で構成し、「1894年」を軸に展開します

1894年は、旧三菱一号館が竣工した年です。

また、ルドンが色彩作品を初めて発表した年であり、ロートレックが特に多作な時期でもありました。

ルドンもロートレックも、ともにフランスの画家です。

ルドンは1840年に生まれ、76歳で1916年に亡くなりました。

印象派の画家たちと同世代ですが、彼らが描いたテーマや作風とは大きく違っています。

印象派は光を研究し、身の回りのありふれた風景を画題とした一方で、ルドンは幻想の世界を描きました

ロートレックは1864年に生まれ、1901年に36歳の若さで亡くなりました。

作品は「ムーラン・ルージュ」のポスターなどが有名で、ポスターを芸術の域にまで高めました
  
現代アーティスト、ソフィ・カルとのコラボレーションも注目
三菱一号館美術館の開館以来、現存作家とのコラボレーションを初めて行うのも、今回の展覧会のみどころです。

コラボする作家は、フランスを代表する現代アーティストのソフィ・カル。1953年生まれで、写真、テクスト、映像を主体にして、視覚や記憶をテーマにした作品に取り組んでいます。

代表作には、ある人物を尾行する《ヴィネツィア組曲》(1980年)や、海を見たことがない人が初めて海を見るときを捉えた映像作品《海を見る》(2011年)などがあります。

今回は、彼女が三菱一号館美術館所蔵のルドン作《グラン・ブーケ》から着想を得た新作や、国内初公開作品を含むおよそ20点を展示します。
   
開館10周年記念 1894 Visions ルドン、ロートレックとソフィ・カル展
会期
 2020年(令和2年)10月24日(土)から2021年(令和3年)1月17日(日)まで ※展示替えあり。会期変更の場合あり
休館日 月曜日*と展示替え11月24日(火)、25日(水)、年末年始の12月31日(木)、2021年1月1日(金)
※月曜日が祝日の場合とトークフリーデー(10/26(月)、11/30(月)、12/28(月)、2021/1/4(月))は開館
会場 三菱一号館美術館
料金 一般1700円、高校・大学生1000円、小・中学生無料
※前売券は一般のみ1500円で7月8日から発売、販売開始時期は変更の場合あり。美術館公式サイトでご確認ください。
展覧会サイト https://mimt.jp/visions/ 
問い合わせ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
  

オディロン・ルドン 石版画集『夢のなかで』《Ⅷ. 幻視》 1879年 リトグラフ/紙 27.4×19.8cm三菱一号館美術館蔵  【展示期間:10月24日~11月23日】 


 

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック 《アリスティド・ブリュアン 彼のキャバレーにて》 1893年 リトグラフ/紙 138.2×98.5cm 三菱一号館美術館蔵 


 

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック 『レスタンプ・オリジナル』《第1年次のための表紙》 1893-94年 リトグラフ/紙
57.6×82.5cm 三菱一号館美術館蔵 


 

ソフィ・カル Photo:© Jean-Baptiste Mondino 

 
 
 
   




■■■■ たくさんのご応募ありがとうございました。締め切りました。「開館10周年記念 1894 Visions ルドン、ロートレックとソフィ・カル展」招待券プレゼント■■■■


「開館10周年記念 1894 Visions ルドン、ロートレックとソフィ・カル展」の開催を記念して、M&Cの読者の中から5組10名様にチケットをプレゼントいたします。

以下のフォームより、お名前、メールアドレス、ご住所をお書きになり、ご応募ください。

締め切りは、2020年10月23日24時です。

※Media & Communication のプライバシー・ポリシーはこちらをご覧ください。
 

Tags:
Posted in アート | Comments Closed

Related Posts