アート / 歴史
Posted on 2023-06-02
「永遠の都ローマ展」 ローマの歴史と芸術を紹介
カピトリーノ美術館の所蔵品を中心に構成
永遠の都ローマ――二千年を超える栄えある歴史と比類なき文化は、古代には最高神をまつる神殿が置かれ、現在はローマ市庁舎のあるカピトリーノの丘を中心に築かれました。
その丘に建つカピトリーノ美術館は、世界的にもっとも古い美術館のひとつに数えられます。
同館の歴史をたどりながら、由緒あるコレクションの変遷を紹介する「永遠の都ローマ展」が、2023年(令和五年)9月16日(土)から12月10日(日)まで、東京都美術館で開催されます。
同館のはじまりは、ルネサンス時代の教皇シクストゥス4世がローマ市民に4点の古代彫刻を寄贈したことにさかのぼります。
古代遺物やヴァチカンに由来する彫刻、またローマの名家からもたらされた絵画など、その多岐にわたる充実したコレクションは、古代ローマ帝国の栄光を礎に、ヨーロッパにおける政治、宗教、文化の中心地として発展したローマの歩みそのものにも重ねられます。
「永遠の都ローマ展」は、カピトリーノ美術館の所蔵品を中心に、建国から古代の栄光、教皇たちの時代から近代まで、約70点の彫刻、絵画、版画等を通じて、「永遠の都」と称されるローマの歴史と芸術を紹介します。
2023年は、日本の明治政府が派遣した岩倉使節団がカピトリーノ美術館を訪ねて150年の節目にあたります。
使節団の訪欧は、のちの日本の博物館施策に大きな影響を与えることになりました。
この節目の年に、ローマの姉妹都市である東京と福岡を会場として、同館のコレクションをまとめて日本で紹介する初めての機会となります。
展示構成
第1章 ローマ建国神話の創造
第2章 古代ローマ帝国の栄光
第3章 美術館の誕生からミケランジェロによる広場構想
第4章 絵画館コレクション
第5章 芸術の都ローマへの憧れ―空想と現実のあわい
特別展示 カピトリーノ美術館と日本
永遠の都ローマ展
会場 東京都美術館(東京・上野公園)
会期 2023年(令和五年)9月16日(土)から12月10日(日)まで
休室日 月曜日、9月19日(火)、10月10日(火)※ただし、9月18日(月・祝)、10月9日(月・祝)は開室
開室時間 午前9時30分~午後5時30分、金曜日は午前9時30分~午後8時(入室は閉室の30分前まで)
問い合わせ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
巡回展 2024年(令和六年)1月5日(金)~3月10日(日)/福岡市美術館
公式サイト https://roma2023-24.jp
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