アート
Posted on 2012-06-01
【レポート】アジアを代表するアートフェアへ。「アートフェア東京2012」
Writer:蓬田(よも)修一
2012年3月29日から4月1日まで、東京国際フォーラムで開催された「アートフェア東京2012」が、過去最高の規模を記録しました。
7回目となる今回は、国内外の22年から164の出展者が参加及び協力し、昨年を33%上回る延べ5万3000人超が来場しました。
会場には縄文土器から現代アートまで、幅広い分野のアート作品が並び、このカバーする作品の幅の広さも東京アートフェアの大きな特色です。
また、若手作家にフォーカスしたエリアが、前回よりも充実した内容で展開されました。
出展者の増加や特設エリアの充実などにより、前回にも増して多彩な作品が集まり、来場者にとっては思いもよらない作品と出会える楽しさが格段に高まったと言えるでしょう。
実際、会場には様々な年代の人が訪れていて、若い人たちの姿もたくさん見られました。
日本各地のミュージアムで開かれる展覧会は多くの人を集め盛況ですが、それに比べるとアートギャラリーに足を運ぶ人は少数です。
アートフェア東京で、ギャラリーの人たちや作品と接することよって、アートの楽しさがさらに深まり、これまでの「見るアート」に加え、「買うアート」へと意識を広げた来場者も多かったに違いありません。
今後、コレクター育成の場としても、アートフェア東京が大きく機能していくことが期待されます。
また、海外からコレクターやギャラリーがたくさん参加する、アジアの代表的なアートフェアに育っていって欲しいと思います。
関連記事:アートフェア東京2012、入場者数、出展者、会場規模など全て最高記録
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