純金だぞう！伊藤若冲の「鳥獣花木図屏風」が純金カレンダーに GINZA TANAKA

アート

純金6kgビッグカレンダー2013 伊藤若冲「鳥獣花木図屏風」（裏面）。表は純金面の上に日付が印刷されている。©エツコ＆ジョー・プライスコレクション

Writer:宮川由紀子

創業120周年を迎えた貴金属ジュエリーの老舗GINZA TANAKA（田中貴金属ジュエリー株式会社）はこのほど、「純金6kgビッグカレンダー2013伊藤若冲『鳥獣花木図屏風（ちょうじゅうかぼくずびょうぶ）』」を発売しました。

これは、2013年3月から東北3県で開催される展覧会、東日本大震災復興支援特別展「若冲が来てくれました―プライスコレクション江戸絵画の美と生命」とコラボレーションしたものです。

縦約41cm、横約66cmの純金（約６kg）の表面に2013年カレンダー、裏面に伊藤若冲の代表作「鳥獣花木図屏風」が印刷されています。黄金に輝く象は、原作とは違った趣があり、迫力があります。

価格はスタンド込みで6000万円（税込）。GINZA TANAKAの８店舗、オンラインショップ、展覧会会場で販売されます。銀座本店に11月23日まで展示され、その後、名古屋店、心斎橋店などでも展示されます。

コラボレーション商品はこのほか、同デザインでサイズが異なる「純金5gカレンダー」「純金1gカレンダー」、「鳥獣花木図屏風」の金箔はがきなどがあります。

東北3県でコラボレーションする展覧会は、「美」と「生命力」をテーマにした伊藤若冲を始めとする江戸絵画の名品が、東日本大震災で被災された人々の慰めになるとともに、東北の復興の一助になるよう企画されたもので、収益の一部は被災した家畜を始めとする動物のために政府公認の動物愛護団体に寄付される予定です。

これらコラボレーション商品の利益についても、一部は動物愛護団体に寄付される予定です。

純金6kgビッグカレンダー2013の表側の面。巧みな圧延技術で顔も映るような仕上げになっており、まばゆい輝きを放つ。

お披露目された2013年純金カレンダーと田中貴金属ジュエリーの田中和和（たなかまさかず）代表取締役（左）、ジョー・プライス氏（右）

Tags:日本美術
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