アート

Posted on 2014-01-16
東京と京都で「バルテュス展」 国内最大規模、没後初の大回顧展



バルテュス《美しい日々》 1944-1946年 油彩、カンヴァス 148x200cm
ハーシュホーン博物館と彫刻の庭 © Hirshhorn Museum and Sculpture Garden, Smithsonian Institution, Gift of the Joseph H. Hirshhorn Foundation, 1966. Photography by Lee Stalsworth


Editor:蓬田(よも)修一

2014年、東京と京都で「バルテュス展」が開催されます。

ピカソをして「20世紀最後の巨匠」と言わしめた画家バルテュス(本名バルタザール・クロソフスキー・ド・ローラ、1908-2001)。

時が止まったように静謐な風景画や、バルテュス曰く「この上なく完璧な美の象徴」である少女のいる室内画など、どこか神秘的で緊張感に満ちた独特の世界観は、多くの人々に愛され続けています。

本展は「日本・スイス国交樹立150周年記念」を機に、バルテュスの初期から晩年までの作品を通して、画家の創造の軌跡をたどる大回顧展です。

ポンピドゥー・センターやメトロポリタン美術館のコレクション、そして個人蔵の作品など、世界各国から集めた40点以上の油彩画に加えて、素描や愛用品など、あわせて約100点を紹介するとともに、晩年を過ごしたスイスの「グラン・シャレ」と呼ばれる住居に残るアトリエを初めて展覧会場に再現し、孤高の画家バルテュスの芸術が生み出された背景を探ります。

構成は次の通りです。

Chapter1. 初期 (1908-1931)
Chapter2. バルテュスの神秘 (1932-1953)
Chapter3. シャシー 田舎の日々 (1953-1961)
Chapter4. ローマとロシニエール (1961-2001)

見どころは次のとおりです。

国内最大規模、没後初の大回顧展 バルテュス展の決定版です。
1967年にバルテュスと結婚した節子夫人の全面的な協力を得て開催する、国内では没後初、かつ最大規模の大回顧展となります。

孤高の画家、バルテュス。なぜ少女を描いたのか?
《美しき日々》《夢見るテレーズ》《鏡の中のアリス》をはじめとする代表作で、バルテュスの美の真骨頂を紹介します。

アトリエの再現
バルテュスが晩年を過ごした「グラン・シャレ」のアトリエを、貴重な愛用品とともに世界で初めて再現し、画家の知られざる創造と思考の空間を明らかにします。

バルテュス《夢見るテレーズ》 1938年 油彩、カンヴァス 150×130.2cm メトロポリタン美術館
Jacques and Natasha Gelman Collection, 1998 (1999.363.2). Photo: Malcolm Varon.
© The Metropolitan Museum of Art. Image source: Art Resource, NY

バルテュス《白い部屋着の少女》 1955年 油彩、カンヴァス 115x88cm 
The Pierre and Tana Matisse Foundation


バルテュス展
〈東京会場〉
会期
 2014年4月19日(土)から6月22日(日)まで
会場 東京都美術館 企画展示室
入館料 一般1600(1300)円、大学生1300(1100)円、高校生800(600)円、65歳以上1000(800)円
※( ) 内は20名以上の団体料金。
問い合わせ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
開室時間や休室日など詳細はバルテュス展公式サイトでご確認ください。

〈京都会場〉 
会期 2014年7月5日(土)から9月7日(日)まで
会場 京都市美術館




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開催を記念して、東京都美術館で「バルテュス展」をご覧になることができる招待券を、Media & Communication読者の5組10名様にプレゼントいたします。

以下のフォームより、お名前、メールアドレス、ご住所をお書きになり、ご応募ください。

締め切りは、2014年4月18日24時です。

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