アート
Posted on 2014-08-14
「チューリヒ美術館展-印象派からシュルレアリスムまで」 美の殿堂のコレクションが日本初公開
Editor:蓬田(よも)修一
2014年9月25日(木)から12月15日(月)まで、東京・六本木の国立新美術館で「チューリヒ美術館展-印象派からシュルレアリスムまで」が開催されます。
スイスが誇る美の殿堂チューリヒ美術館のコレクションがまとめて紹介されるのは、日本で初めてです。
会場は1人の作家を特集する「巨匠の部屋」と、各時代の美術の運動や流派がまとまった「時代の部屋」とで構成されています。作品総数は74点で、巨匠の代表作が揃います。息もつかせぬラインナップです。
「巨匠の部屋」の見どころは、大作《睡蓮の池、夕暮れ》など晩年の名作で見る人の心を包み込むモネの部屋、さらには初期から晩年まで各時代の代表作6点を展示するシャガールの部屋です。
ホドラー、ココシュカ、クレー、ジャコメッティなどスイスゆかりの巨匠の部屋も見逃せません。
「時代の部屋」ではセザンヌの傑作《サント=ヴィクトワール山》をはじめ、ファン・ゴッホ、ルソーまできら星のような絵画で彩るポスト印象派の部屋、ピカソとマティスの対比が際立つキュビスムとフォーヴィスムの部屋、ミロ、ダリ、デ・キリコ、マグリットなの誰もが知っているような作品が並ぶシュルレアリスムの部屋まで、近代美術の歴史が一気に展示されます。
会場構成は次のとおりです。
・モネの部屋
・ポスト印象派の部屋
・ホドラーの部屋
・ナビ派の部屋
・ムンクの部屋
・表現主義の部屋
・ココシュカの部屋
・キュビスムとフォーヴィスムの部屋
・クレーの部屋
・抽象絵画の部屋
・シャガールの部屋
・シュルレアリスムの部屋
・ジャコメッティの部屋
チューリヒ美術館とは
スイスを代表する美術館のひとつで、中世美術から現代アートまで10万点以上の作品を所蔵しています。
特に19世紀の印象派以降の近現代美術コレクションの素晴らしさで知られ、スイス出身のホドラーやジャコメッティのコレクションは世界屈指の規模を誇ります。
18世紀末にチューリヒの町の芸術家や鑑定家たちが立ち上げた小さな集まりに端を発し、1910年に建物が落成したチューリヒ美術館の運営は、今日でも市とともに、2万人のチューリヒ芸術協会の会員に支えられています。
2017年には新館が完成して、スイス最大の美術館となる予定です。
なお本展覧会はスイスと日本の国交樹立150年を祝う「日本におけるスイス年」の重要イベントのひとつです。
東京での開催後、2015年1月31日(土)から5月10日(日)まで、神戸市立博物館で巡回開催されます。
チューリヒ美術館展-印象派からシュルレアリスムまで
会期 2014年9月25日(木)から12月15日(月)まで
会場 国立新美術館 企画展示室1E
観覧料 一般1600円(1400円)、大学生1200円(1000円)、高校生800円(600円)、中学生以下無料
※( )内は前売/20名以上の団体料金
問い合わせ 03-5777-8600(ハローダイヤル)
開館時間や休館日ほか、詳細については公式サイトでご確認ください。
〈巡回情報〉
会期 2015年1月31日(土)から5月10日(日)まで
会場 神戸市立博物館
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締め切りは、2014年9月24日24時です。
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