《眠たい子どもを沐浴させる母親》1880年 油彩、カンヴァス 100.3×65.7cm、ロサンゼルス郡立美術館蔵
Digital Image © 2015 Museum Associates / LACMA. Licensed by Art Resource, NY

《桟敷席にて》1878年 油彩、カンヴァス 81.3×66.0cm ボストン美術館蔵
The Hayden Collection-Charles Henry Hayden Fund, 10.35. Photography © 2015 Museum of Fine Arts, Boston

《果実をとろうとする子ども》1893年 油彩、カンヴァス 100.3×65.4cm ヴァージニア美術館蔵　Virginia Museum of Fine Arts, Richmond, Gift of Ivor and Anne Massey, 75.18 Photo: Travis Fullerton 　© Virginia Museum of Fine Arts

《手紙》1890-91年 ドライポイント、アクアチント 34.6×22.5cm アメリカ議会図書館蔵
Image courtesy of the Prints & Photographs Division, Library of Congress

手前の赤い壁が「第1章 画家としての出発」のエリア。1873年に描かれた《バルコニーにて》のほか合わせて5点が展示されている。奥の白い壁は「第2章 印象派との出会い　風景の中の人物」のエリア。

「第2章 印象派との出会い　風景の中の人物」のエリア。写真の壁面中央に《海辺で遊ぶ子どもたち》が展示されているのが見える。このエリアに、カサットの代表作のひとつ《桟敷席にて》が紹介されている。

「第3章 新しい表現、新しい女性」のエリアを入ったところ。写真に映っている作品は、右から《化粧台の前のデニス》、《ボートに乗る母と子》《夏の日》。いずれの作品も、日本の浮世絵からの影響を見ることができる。（以下の写真はいずれも「第3章 新しい表現、新しい女性」の会場風景）

近代版画の傑作として名高い、カサットによる10点組の 多色刷り銅版画の展示風景。これらの作品も、浮世絵版画から大きな影響を受けて制作された。

写真に写っている作品は、カサットにとって身近な人たちや、母と子の姿を描いた作品。左から《団扇を持つバラ色の服の女》《犬を抱くラズベリー色の服の女性》《マリー＝ルイーズ・デュラン＝リュエルの肖像》《赤い胴着の女性と赤ん坊》などが並ぶ。

中央に見えるのは、カサットが1903年頃に制作した陶器《花瓶：子どもたちの輪》。