アート

Posted on 2018-04-13
「ルーベンス展―バロックの誕生」ルーベンスとイタリアとの影響関係に迫る


《エリクトニオスを発見するケクロプスの娘たち》 1615-16年 油彩/カンヴァス 243.5×345.5cm
ウィーン、リヒテンシュタイン侯爵家コレクション ©LIECHTENSTEIN. The Princely Collections, Vaduz-Vienna 


ルーベンス作品は約45点、過去最大規模で開催へ
2018年(平成30年)10月16日(火)から2019年1月20日(日)まで、東京・上野の国立西洋美術館で「ルーベンス展―バロックの誕生」が開催されます。

ペーテル・パウル・ルーベンス(1577~1640)はスペイン領ネーデルラント(現在のベルギーあたり)で活動した、17世紀ヨーロッパを代表する画家です。

フランドルのアントウェルペンで育ったルーベンスは、幼い頃から古代文化に親しみ、古代美術やルネサンス美術が栄えたイタリアに憧れを抱きます。

そして、1600年ついに彼はイタリアの土を踏み、08年まで滞在してこの地の美術を吸収することで、自らの芸術を大きく発展させました。

フランドルに帰郷後もたえずイタリアの美術を参照し、手紙を書くときにイタリア語を用いるなど、心の中にイタリアを持ち続けました。

ルーベンスはイタリアの若い画家たちに多大な影響を与え、バロック美術の発展に拍車をかけました。

本展覧会はルーベンスの作品を、古代彫刻や彼に先行する16世紀のイタリアの芸術家の作品、そして同時代以降のイタリア・バロックの芸術家たちの作品とともに展示し、ルーベンスがイタリアから何を学んだのか、そしてルーベンスとイタリア・バロック美術との関係を解きほぐし、明らかにすることを目指すものです。

これまでわが国では何回かルーベンス展が開催されましたが、ルーベンスとイタリアとの双方向の影響関係に焦点が当てられるのは初めてです。

ルーベンス作品は約45点(帰属・工房作等含む)、関連作品を合わせると約75点が出品され、過去最大規模です。

ルーベンス展―バロックの誕生
会期
 2018年(平成30年)10月16日(火)から2019年1月20日(日)まで
会場 国立西洋美術館
観覧料 一般1600円(1400円)、大学生1200円(1000円)、高校生800円(600円)、中学生以下無料
※( )内は前売および20人以上の団体料金

《クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像》 1615-16年 油彩/板で裏打ちしたカンヴァス 37.3×26.9cm ウィーン、リヒテンシュタイン侯爵家コレクション ©LIECHTENSTEIN. The Princely Collections, Vaduz-Vienna 

《パエトンの墜落》 1604/05年 油彩/カンヴァス 98.4×131.2cm 
ワシントン、ナショナル・ギャラリー Courtesy National Gallery of Art, Washington 

《マルスとレア・シルウィア》 1616-17年 油彩/カンヴァス 207.5×271.5cm ウィーン、リヒテンシュタイン侯爵家コレクション ©LIECHTENSTEIN. The Princely Collections, Vaduz-Vienna 


*作家はすべてペーテル・パウル・ルーベンス




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締め切りは、2018年(平成30年)10月15日24時です。

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