アート / 作品紹介

Posted on 2019-06-28
夏の絵画といえばこれ! 黒田清輝の『湖畔』


 


恋人の姿を見て衝動的に?!描いた作品
近代の西洋画家として著名な黒田清輝が手がけた作品において、重要文化財指定されているのが『湖畔』です。

湖畔は1897年に黒田清輝と後に妻となる当時の恋人とともに、避暑のため箱根・芦ノ湖に訪れた際に彼女をモデルにして描かれた作品です。

芦ノ湖の湖畔にある岩に腰を下ろしている恋人の様子を目にした黒田は、瞬間的に絵画で残すと心に決めて、早速翌日から下絵さえ描かずに着手したといいます。

浴衣を着用し右手に団扇を手にした恋人が岩に腰を下ろしている姿は、まさに黒田が心動かされた瞬間が表現されているのかもしれません。

夏の空気感と避暑地の涼しさが感じられる作品です。




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