アート / 建築
Posted on 2019-11-29
「窓展:窓をめぐるアートと建築の旅」さまざまな切り口で窓について紹介

東京・竹橋にある東京国立近代美術館で、「窓展:窓をめぐるアートと建築の旅」が開催中です(会期:2019年11月1日(金)~2020年2月2日(日)まで)。
東京国立近代美術館と、「窓学」を主宰する一般財団法人 窓研究所がタッグを組んで開催。アンリ・マティスの絵画や現代美術といったアート作品だけでなく、世界の窓の歴史などジャンルを横断して、さまざまな切り口で窓について紹介されています。
作品点数は58作家・115点。会場は14セクションで構成されています。
「2.窓からながめる建築とアート」には長い壁一面に窓と建築とアートの歴史をたどる年表が貼られていて、窓を取り入れた作品づくりについて時系列で俯瞰できます。
「3.窓の20世紀美術Ⅰ」「4.窓の20世紀美術Ⅱ」のエリアには、アンリ・マティス、ピエール・ボナール、パウル・クレー、エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー、マルセル・デュシャン、マーク・ロスコ、ロイ・リキテンシュタインといった20世紀美術の名作が並んでいて、見どころのひとつです。
ドイツの巨匠、ゲルハルト・リヒターの大型作品《8枚のガラス》は「13.窓は希望」の1室に1点のみ展示されていて、じっくり見られます。
美術館前庭に屋外展示されているのは、藤本壮介《窓に住む家/窓のない家》です。これは名作《House N》(2012)の大型コンセプト・モデルです。
ほかにも、ナム・ジュン・パイクの《ジョン・ゴドフリー》や、ズビグニエフ・リプチンスキの《タンゴ》、山中信夫やホンマタカシなどの写真作品も展示されています。
「窓」という美術にしてはちょっと変わったテーマの展覧会。しかし、窓は絵画の重要なモチーフのひとつですし、キャンバスそのものが窓ともいえます。美術における窓を改めて考えることができる展覧会です。
窓展:窓をめぐるアートと建築の旅
会期 2019年(令和元年)11月1日(金)から2020年(令和2年)2月2日(日)まで
休館日 月曜日(1月13日は開館)、11月5日(火)、年末年始(12月28日(土)~2020年(令和2年)1月1日(水・祝))、1月14日(火)
会場 東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
観覧料 一般1200円(900円)、大学生700円(500円)、高校生以下無料
写真は、10月31日に行われた内覧会での会場のもようです。会場は撮影可能です(撮影不可の作品があります。フラッシュ、三脚、自撮棒の使用不可等、撮影条件があります。動画は不可)。











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