アート

Posted on 2020-02-17
国立博物館平常展 4月から観覧料金値上げ



東京国立博物館 

東博は620円→1000円
東京、京都、奈良、九州の4つの国立博物館が、平常展の観覧料金をこの4月から以下のとおり値上げします。東京国立博物館(以下、東博)は620円から1000円と、大幅な値上げになります。

東京国立博物館
一般  620円→1000円
大学生 410円→500円

京都、奈良国立博物館
一般  520円→700円
大学生 260円→350円

九州博物館
一般  430円→700円
大学生 130円→350円

※シニア(満70歳以上)と高校生以下(および18歳未満)は無料のまま。
※団体料金(20名以上は割引)は利用が低迷しているため廃止
※特別展チケットで平常展も入場可能

質量ともに日本最高水準のコレクションを誇る東博
明治5年(1872年)の創立以降、およそ150年間の歴史の中で収蔵してきた東博のコレクションは、館蔵品が約12万件、寄託品が約3000件で、今なお寄贈などによって毎年100件前後増え続けています。

これらのコレクションのうち1000件あまりが国宝・重要文化財で、日本の国宝・重要文化財(美術工芸品)1万735件(平成31年1月1日現在)の約1割にあたります。ちなみに、東博を含む国立博物館4館全体では約2割を収蔵してます。 

年間300回の展示品入れ替え
東博では、年間を通じて東博内の5つの展示館で常時約3000件の展示を行っています。東博ではこれらの展示を「常設展」と呼ばず「総合文化展」を呼んでいます。

東博など国立4博物館を管理・運営する国立文化財機構によれば、「常設展」と呼ばないのは、年間延べ300回にも及ぶ展示品の入替えを展示室単位で行い、その結果、年間約1万件の文化財を展示することとなっていて、「常設」とは呼べないからだと言います。

「このような頻繁な展示替えが必要なのは、日本や東洋の美術品の多くが素材的に大変脆弱で、温湿度や光などの変化に大きく影響を受けるため、素材の種類に応じて展示期間に制限を設ける必要があるからです。例えば絵巻や水墨画は、6週間展示すると、その後1年半は展示することができません。その結果、総合文化展に来るたびに違う文化財に出会えるのが東博の大きな魅力のひとつとなっていますが、担当の研究員が直接行う展示替えの作業に要する時間と労力は、欧米の博物館では考えられないことです」(同機構)

来館者年間100万人 半数以上は外国人
近年、東博の来館者は、劇的に変化しています。総合文化展の来館者数は、平成23年までは年間30万人台でしたが、その後徐々に増え、平成29年には年間100万人を超えました。外国人観光客の来館者も増え、有料入館者の半数以上が外国人です。

観覧料金の値上げによる増収で、外国人にも分かりやすい展示解説の工夫をはじめ、レプリカ、VR、8K映像などを活用した新感覚展示の拡大、展示ケース・照明・内装など展示室のリニューアルなどを行っていく計画です。

  




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