アート

Posted on 2020-08-06
「物を見ること/認識すること」のズレ 毛塚友梨個展「10 years」



 


日用品を陶器によって作り直す
2020年(令和2年)10月9日(金)から10月18日(日)まで、東京・日本橋横山町のログスビル1Fで毛塚友梨個展「10 years」が開催されます。

毛塚友梨さんは、バケツ、蛇口、ゴム手袋など、大量生産されている日用品を陶器によって作り直す作品を発表しています。

一見すると薄汚れたバケツに見える作品ですが、よく見ると粘土の緻密な積層、釉薬の艶やかな重なり合いによって構成されています。

毛塚さんの表現は「モチーフの姿(イメージ)」と「ディテールの質感(マチエール)」を極度に相反させることで、わたしたちの「物を見ること/認識すること」にズレを生じさせます。

こうした「認識のズレ」は、インターネット社会における「物質」と「データ」との乖離など、現代の視覚認識の問題でもあります。

毛塚さんは1984年、栃木県栃木市生まれ。作新学院高校から東京藝術大学美術学部に進み、陶芸を専攻しました。

「10 years」では、作家活動10年間における、大学卒業から現在までの代表的な作品が展示されます。

3Dスキャンを使ったオンラインでの展示会も公開される予定です。

詳細は、毛塚友梨サイト(http://www.yurikezuka.jp/)で発表されますのでご確認ください。
 
毛塚友梨個展「10 years」
会期
 2020年(令和2年)10月9日(金)から10月18日(日)まで
会場 ログスビル1F(東京都中央区日本橋横山町7-14)

 

 


 

 


 

 


 
   
   




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