アート

Posted on 2021-02-21
東日本大震災から満10年 写真家 六田知弘「時のイコン2021」展



 


モノには時間が堆積している
東日本大震災から満10年となる2021年3月11日から、写真家 六田知弘(むだともひろ)の展覧会「時のイコン2021」が、東京・神楽坂の√K Contemporaryで開催されます。

写真家の六田は、モノ、人物、風景、建築、道、石などを対象に撮影。その背後には「自然や宇宙との根源的なつながり」を探る姿勢が常にあります。

今回展示される作品は、震災後、津波に流され地面に残されたものや、福島第一原発周辺地域で見つけたものたちです。

六田は被災地で見つけたこれらのものを、持参した白い紙の上に置いて撮影しました。

「モノには時間が堆積している」(六田)

「写されたモノたち自身が語る声に耳を傾けてほしい。白紙の上に載せて撮ったのは、より鮮明にモノたちの声を聞くためである」(六田)

六田は、鎮魂と祈りの気持ちを込めて、こうした写真を「時のイコン」と名付けました。

時のイコン2021
会場 √K Contemporary
会期 2021年(令和三年)3月11日(木)~3月26日(金)(会期中、月曜のみ定休)
入場料 800円(収益の一部は東日本大震災復興支援活動に寄付します)
主催 一般社団法人 日本美術継承協会
協力 SEI-RIN、√K Contemporary
 
 
 
 
 




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