アート
Posted on 2021-09-07
ゴッホ展 世界最大の個人コレクションを紹介
初期から晩年までの画業をたどる
フィンセント・ファン・ゴッホ(1853年~1890年)の芸術に魅了され、世界最大の個人収集家となったヘレーネ・クレラー=ミュラー(1869年~1939年)のコレクションを紹介する展覧会が、東京、福岡、名古屋の3会場で開催されます。
ヘレーネは、ファン・ゴッホがまだ評価の途上にあった1908年からおよそ20年間で、鉄鉱業と海運業で財をなした夫アントンとともに90点を超える油彩画と、約180点の素描・版画を収集しました。
宗教的ともいえる情熱で創作活動に打ちこんだファン・ゴッホの芸術に、ヘレーネは深い精神性を見出し、その芸術は彼女の心の拠りどころとなりました。
そしてその感動を多くの人々と分かち合うべく、美術館(クレラー=ミュラー美術館)の設立に生涯にわたり情熱を注ぎました。
今回の展覧会では、クレラー=ミュラー美術館に収蔵されるヘレーネのコレクションに焦点を当てます。
ファン・ゴッホの初期から晩年までの画業をたどる油彩画28点と、素描・版画20点のほか、彼女の関心や収集傾向を明らかにするミレー、ルノワール、スーラ、ルドン、モンドリアンらの油彩画20点を展示します。
さらに、アムステルダムのファン・ゴッホ美術館からも、《黄色い家(通り)》を含むファン・ゴッホの油彩画4点が展示されます。
展示構成
1 芸術に魅せられて:ヘレーネ・クレラー=ミュラー、収集家、クレラー=ミュラー美術館の創立者
2 ヘレーネの愛した芸術家たち:写実主義からキュビスムまで
3 ファン・ゴッホを収集する
3-1 素描家ファン・ゴッホ、オランダ時代
3-2 画家ファン・ゴッホ、オランダ時代
3-3 画家ファン・ゴッホ、フランス時代
3-3-1 パリ
3-3-2 アルル
3-3-3 サン=レミとオーヴェール=シュル=オワーズ
4 ファン・ゴッホ美術館のファン・ゴッホ家コレクション:オランダにあるもう一つの素晴らしいコレクション
ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント
東京展
会場 東京都美術館
会期 2021年(令和三年)9月18日(土)から12月12日(日)まで
※日時指定予約制です。詳細は公式サイト(https://gogh-2021.jp)をご覧ください。
お問い合わせ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
福岡展
会場 福岡市美術館
会期 2021年(令和三年)12月23日(木)から2022年(令和四年)2月13日(日)まで
名古屋展
会場 名古屋市美術館
会期 2022年(令和四年)2月23日(水・祝)から4月10日(日)まで
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