アート

Posted on 2022-12-22
「マティス 自由なフォルム」展 2024年国立新美術館で開催



 


 
「切り紙絵」 ハサミでデッサン 自由自在に色とかたちを生み出す
2021年(令和三年)に予定されていたものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響により開催が延期されていた「マティス 自由なフォルム」展が、2024年(令和六年)2月14日(水)から5月27日(月)まで、東京・乃木坂の国立新美術館で開催されることになりました。

20世紀最大の巨匠の一人であるアンリ・マティス(1869-1954)は、後半生を過ごした南フランス・ニースにて、さまざまな色が塗られた紙をハサミで切り取る技法「切り紙絵(きりがみえ)」による作品を精力的に制作し、新たな芸術表現を切り拓きました。

本展は、その切り紙絵の重要なコレクションを誇るフランスのニース市マティス美術館の全面協力を得て、マティスの切り紙絵に焦点を当てながら絵画、彫刻、素描、版画、テキスタイルなど約150点余を紹介するものです。

切り紙絵が日本でまとめて展示されることはきわめて稀で、マティスの記念碑的な表現方法に触れる貴重な機会となるでしょう。

巨匠マティスが最後にたどり着いた「切り紙絵」
マティスがその60年以上におよぶ創造の歩みにおいて、熟慮と試行を重ねた末に到達したのは、助手に色を塗ってもらった紙をハサミで切り抜き、それらを組み合わせて活き活きとした構図に仕立てあげる「切り紙絵」でした。

色紙をハサミで切り取ることで色彩表現とデッサンを同時に行うことができたのです。

筆とカンヴァスの代わりにこの“ハサミでデッサンする”手法で、自由自在に色とかたちを生み出し、そのキャリアの絶頂期を迎えたのです。

 
マティス 自由なフォルム
会期 2024年(令和六年)2月14日(水)から5月27日(月)まで
会場 国立新美術館 企画展示室2E
展覧会ホームページ https://matisse2024.jp

 
   




 

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