アート

Posted on 2023-09-14
「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展—美の革命」


ロベール・ドローネー 《パリ市》 1910-1912年/ポンピドゥーセンター(1936年国家購入) Centre Pompidou, Paris, Musée national d’art moderne – Centre de création industrielle © Centre Pompidou, MNAM-CCI/Georges Meguerditchian/Dist. RMN-GP

日本で50年ぶり「キュビスム」大型展覧会
2023年(令和五年)10月3日(火)から2024年(令和六年)1月28日(日)まで、東京・上野公園の国立西洋美術館で「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展―美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」が開催されます。

20世紀初頭、パブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックという2人の芸術家によって生み出されたキュビスムは、西洋美術の歴史にかつてないほど大きな変革をもたらしました。

西洋絵画の伝統的な技法であった遠近法や陰影法による三次元的な空間表現から脱却し、幾何学的に平面化された形によって画面を構成する試みは、絵画を現実の再現とみなすルネサンス以来の常識から画家たちを解放しました。

また絵画や彫刻の表現を根本から変えることによって、抽象芸術やダダ、シュルレアリスムへといたる道も開きます。

慣習的な美に果敢に挑み、視覚表現に新たな可能性を開いたキュビスムは、パリに集う若い芸術家たちに大きな衝撃を与え、装飾・デザインや建築、舞台美術を含む様々な分野で瞬く間に世界中に広まり、それ以後の芸術の多様な展開に決定的な影響を及ぼしています。

本展覧会は、初来日作品50点以上を含む約140点を展示する、日本では50年ぶりとなる「キュビスム」の大型展覧会です。

ポンピドゥーセンターと国立西洋美術館という、日仏を代表する国立美術館の共同企画によって実現したものであり、20世紀美術の真の出発点となったキュビスムの全貌が明らかにされます。

ピカソの作品は12点、ブラックの作品は15点が展示され、2人の天才画家によるキュビスムの冒険の軌跡をかつてないボリュームで追体験できます。

絶えず変化を続けながら展開する作品群はすべて第一級であり、なかでもピカソのプリミティヴな裸婦像に衝撃を受けて制作されたブラックの重要作《大きな裸婦》(日本初出品)、ポンピドゥーセンターを代表するピカソの傑作《肘掛け椅子に座る女性》は必見です。

また、ピカソ、ブラックとは異なるアプローチでキュビスム旋風を巻き起こした「サロン・キュビスト」たちの作品も多数紹介されます。

ポンピドゥーセンターを象徴する大作のひとつ、幅4mにも及ぶロベール・ドローネーの《パリ市》も、初来日します。

パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展―美の革命
ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ

会場 国立西洋美術館
会期 2023年10月17日(火)から2024年1月21日(日)まで
開館時間 午前9時30分~午後5時30分(毎週金・土は午後8時まで)※入館は閉館の30分前まで
休館日 月曜日(ただし、10月9日(月・祝)、1月8日(月・祝)は開館)、10月10日(火)、12月28日(木)~2024年1月1日(月・祝)、1月9日(火)
観覧料 一般2200円(2000円)、大学生1400円(1300円)、高校生1000円(900円)
※観覧無料の中学生以下、障害者手帳をお持ちの方およびその付添者1名、無料観覧券をお持ちの方は直接会場へお越しください。
※大学生、高校生、中学生以下、障害者手帳をお持ちの方は、入館の際に学生証または年齢の確認できるもの、障害者手帳をご提示ください。
※国立美術館キャンパスメンバーズ加盟校の学生・教職員は、本展を学生1200円、教職員2000円でご覧になれます。(会期中ご観覧当日、国立西洋美術館 券売窓口にて学生証または教職員証をご提示のうえお求めください)。
※11月14日(火)~11月26日(日)は高校生無料観覧日(要学生証提示)。ただし、11月20日(月)は休館。
※観覧当日に限り本展の観覧券で常設展をご覧いただけます。
※本展の観覧券は会期中1枚につき1人1回、観覧日当日に限り有効です。再入場はできません。
※一度購入されたチケットのキャンセル・券種変更・払い戻し・再発行はいたしません。

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マリー・ローランサン 《アポリネールとその友人たち(第2ヴァージョン)》 1909年/ポンピドゥーセンター(1973年代物弁済) Centre Pompidou, Paris, Musée national d’art moderne – Centre de création industrielle © Centre Pompidou, MNAM-CCI/Audrey Laurans/Dist. RMN-GP
ポール・セザンヌ 《ポントワーズの橋と堰》 1881年/国立西洋美術館 ※東京会場のみ
アメデオ・モディリアーニ 《女性の頭部》 1912年/ポンピドゥーセンター(1949年購入) Centre Pompidou, Paris, Musée national d’art moderne – Centre de création industrielle © Centre Pompidou, MNAM-CCI/Philippe Migeat/Dist. RMN-GP



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「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展―美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」の開催を記念して、M&Cの読者の中から5組10名様にチケットをプレゼントいたします。

以下のフォームより、お名前、メールアドレス、ご住所をお書きになり、ご応募ください。

締め切りは、2023年10月16日24時です。

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