アート / 歴史

Posted on 2024-02-01
「テルマエ展」古代ローマの人々の生活を紹介


《カラカラ帝胸像》 212~217年 大理石 ナポリ国立考古学博物館蔵 Photo © Luciano and Marco Pedicini

最も愛され、日常的に通う場所
2024年(令和六年)4月6日(土)から6月9日(日)まで、東京・汐留のパナソニック汐留美術館で「テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本」が開催されます。

人類史上に輝く繁栄を誇った古代ローマの豊かなくらしと優れた建築技術を象徴するテルマエ(公共浴場)がテーマの展覧会です。

ヤマザキマリ氏の漫画『テルマエ・ロマエ』は、テルマエへの日本人の親近感を一層高めましたが、古代ローマの人々は現代の日本人と同じく、無類のお風呂好きだったと言われ、彼らにとって浴場は、最も愛され、日常的に通う場所でした。

ローマ市内には大規模なテルマエがいくつも建設され、温泉もまた、医療や健康と結びついて利用されていました。

本展ではナポリ国立考古学博物館所蔵の絵画、彫刻、考古資料を含む100件以上の作品や資料、映像、模型などを通して、テルマエを中心に古代ローマの人々の生活が紹介されます。

併せて、独自の風土のなかで育まれた日本の入浴文化も取り上げられます。

構成は次の通りです。

第1章 古代ローマ都市のくらし
第2章 古代ローマの浴場
第3章 テルマエと美術
第4章 日本の入浴文化

イタリア・ナポリ国立考古学博物館から《恥じらいのヴィーナス》や《アポロとニンフへの奉納浮彫》などが来日します。

古代ローマのテルマエを想像復元したCG映像や、カラカラ浴場を250分の1のサイズで復元した模型も見どころです。

《銅製把手付ガラス壺》 3~4世紀 ガラス MIHO MUSEUM蔵

《アポロとニンフへの奉納浮彫》 2世紀 大理石 ナポリ国立考古学博物館蔵 Photo © Luciano and Marco Pedicini

《金製指輪》 1世紀 ベリル(緑柱石)、金 国立西洋美術館 橋本コレクション蔵 Photo © 上野則宏

《恥じらいのヴィーナス》 1世紀 大理石 ナポリ国立考古学博物館蔵 Photo © Luciano and Marco Pedicini

テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本
会場 パナソニック汐留美術館
会期 2024年4月6日(土)~6月9日(日)
開館時間 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
※5月10日(金)、6月7日(金)、6月8日(土)は夜間開館(午後8時まで開館)を実施(ご入館は午後7時30分まで)。
休館日 水曜日(ただし6月5日は開館)
入館料 一般1200円、65歳以上1100円、大学生・高校生700円、中学生以下無料
※障がい者手帳を提示の方、および付添者1名まで無料で入館可能。
※会期中、一部展示替えあり。【前期:4月6日(土)~5月7日(火) 後期:5月9日(木)~6月9日(日)】




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締め切りは、2024年4月5日24時です。

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