アート / 歴史

Posted on 2024-09-20
特別展「日本、美のるつぼ―異文化交流の軌跡―」日本美術の多様性に出会える


国宝 風神雷神図屏風 俵屋宗達筆 江戸時代 17世紀 京都・建仁寺所蔵 [通期展示]

交流をテーマに日本の美術をとらえなおす大阪・関西万博開催記念 特別展「日本、美のるつぼ―異文化交流の軌跡―」が開催されます。

日本の古美術は閉鎖的で変化に乏しいと見られがちですが、実際は古今東西の芸術文化が混じり合いダイナミックに形づくられてきました。

現代に伝わる名品も、海外交流のなかで産み出されたものが少なくありません。

大陸から伝わった技術や製品は、憧れとともに受容され、ときには誤解を伴った模倣や改造を加えられながら後世に継承されました。

逆に、日本では大衆的な商品にすぎなかった浮世絵が海外で評価され、今では日本美術の代表格となっています。

伊万里焼や輸出漆器は異国の商人との共同作業によって創り出され、日本の顔として世界各地で愛されてきました。

展覧会には国宝18件、重文53件を含む約200件の作品が出品されます。

日本美術の多様性に出会い、日本美術の底力を再発見できる展覧会です。

 

大阪・関西万博開催記念

特別展「日本、美のるつぼ―異文化交流の軌跡―」

会期 2025年(令和七年)4月19日(土)~6月15日(日)
前期展示:4月19日(土)~5月18日(日)/後期展示:5月20日(火)~6月15日(日)
開館時間 午前9時~午後5時30分(金曜日は午後8時まで) ※入館は各閉館の30分前まで
休館日 月曜日 ※ただし5月5日(月・祝)は開館、5月7日(水)休館
会場 京都国立博物館 平成知新館
問い合わせ 075-525-2473(テレホンサービス)
公式サイト https://rutsubo2025.jp/
※観覧料、イベントほか詳細情報は随時公式サイトなどでお知らせされますのでご確認ください。

 

富嶽三十六景 神奈川沖浪裏 葛飾北斎画 江戸時代 天保2年(1831)頃 山口県立萩美術館・浦上記念館所蔵 [前期展示 ※後期は和泉市久保惣記念美術館所蔵品を展示]

 

重要文化財 突線鈕五式銅鐸 滋賀県野洲市小篠原字大岩山出土 弥生時代 1~3世紀 東京国立博物館所蔵 [通期展示]

 

重要美術品 埴輪 鍬を担ぐ男子 伝群馬県太田市脇屋町出土 古墳時代 6世紀 京都国立博物館所蔵 [通期展示]

 

国宝 宝相華迦陵頻伽蒔絵そく冊子箱 平安時代 延喜19年(919) 京都・仁和寺所蔵 [通期展示]
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