アート / 歴史
Posted on 2014-01-23
特別展「栄西と建仁寺」 栄西禅師の800年遠忌でゆかりの宝物が一堂に
Editor:蓬田(よも)修一
2014年3月25日(火)から5月18日(日)まで東京国立博物館で、特別展「栄西と建仁寺」が開催されます。
2014年は、日本に禅宗(臨済宗)を広め、京都最古の禅寺「建仁寺」を開創した栄西禅師(1141~1215)の800年遠忌にあたります。本展はこれにあわせ、栄西ならびに建仁寺ゆかりの宝物を一堂に集めるものです。
近年研究の進んでいる栄西の著述のほか、建仁寺に関わりのある禅僧の活動を通して、栄西の伝えようとしたもの、そして建仁寺が日本文化の発展に果たした役割が検証されます。
俵屋宗達の最高傑作、国宝「風神雷神図屛風」を筆頭に、海北友松筆の重文「雲龍図」など建仁寺本坊方丈障壁画、山内の塔頭に伝わる工芸や絵画の名品、栄西をはじめとした建仁寺歴代名僧の書蹟はもちろん、全国の建仁寺派の寺院などが所蔵する宝物を展示します。
見どころは次のとおりです。
●建仁寺、ならびに全国の建仁寺派の諸寺院などに伝えられた栄西ゆかりの宝物の数々を一挙公開。最新の研究に基づく新しい「栄西像」が紹介されます。
●琳派の美を象徴する俵屋宗達の最高傑作、国宝「風神雷神図屛風」が5年ぶりに、会期全期間にわたり公開されます。
●重文「雲龍図」など海北友松筆の傑作が網羅されます。
●茶道の原形、禅林の茶を象徴する「四頭茶会」の空間が再現されます。
●長谷川等伯、伊藤若沖、曾我蕭白、長澤芦雪、白隠など、近年人気急上昇の画家の作品も登場します。
なお、4月8日(火)から5月18日(日)までは、本館2階「日本美術の流れ」7室で尾形光琳の重文「風神雷神図屛風」が展示されます。2作を同時に鑑賞できる貴重な機会です。
開山・栄西禅師800年遠忌 特別展「栄西と建仁寺」
会期 2014年3月25日(火)~5月18日(日)まで
会場 東京国立博物館 平成館
観覧料 一般1600円(1400円/1300円)、大学生1200円(1000円/900円)、高校生900円(700円/600円)、中学生以下無料
※( ) 内の料金は(前売 / 20名以上の団体)。
問い合わせ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
開館時間や休館日など詳細は特別展「栄西と建仁寺」公式サイトでご確認ください。
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締め切りは、2014年3月23日24時です。
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