アート

Posted on 2015-07-06
「ウィーン美術史美術館所蔵 風景画の誕生」 Bunkamura ザ・ミュージアム



ヨアヒム・パティニール 《聖カタリナの車輪の奇跡》 1515 年以前 油彩・板


「ウィーン美術史美術館所蔵 風景画の誕生」が、2015年(平成27年)9月9日(水)から12月7日(月)まで、東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催されます。

ウィーン美術史美術館は、約600年にわたってウィーンに君臨したオーストリア・ハプスブルク家の栄光の歴史を反映する数十万点の膨大なコレクションを誇ります。

その中には、鋭い審美眼によって選び抜かれた、ドイツ、フランドル、オランダなど北方絵画の傑作や、イタリア・ルネサンスの珠玉の作品など7000点もの名画が含まれています。今回の展覧会は、ウィーン美術史美術館コレクションから約70点を厳選し一堂に紹介するものです。

展示会場は「第1章 風景画の誕生」「第2章 風景画の展開」で構成されます。「第1章 風景画の誕生」では、16世紀にアントワープで活躍し、美術史上初めて「風景画家」と呼ばれたと言われるパティニールの作品を紹介します。

ほかにも、とどまることなく巡る季節を礼賛する「季節画」や、“天の時間”と“地の時間”が織りなす「月暦画」などが展示されます。会場中央には「月暦画」の世界が堪能できる「カレンダー・ペインティングの間」が登場します。

「第2章 風景画の展開」では、聖書や神話の物語の舞台として描かれていた風景が、次第に独立した専門分野へと確立していく様子を作品とともに紹介します。

16世紀以降、ネーデルラントの画家たちがイタリアへ赴き、そこで目にした古代遺跡をテーマにした「廃墟のある風景」という主題の作品もあわせて紹介します。

今回の展覧会は、私たちにもなじみの深い風景画がどのようにして誕生し、どのように発展してきたかをたどることができる、貴重な機会だと言えるでしょう。

ウィーン美術史美術館所蔵 風景画の誕生
会期
 2015年(平成27年)9月9日(水)から12月7日(月)まで ※10/5(月)のみ休館
会場 Bunkamura ザ・ミュージアム
入館料 観覧料 一般1500円(1300円)、大学・高校生1000円(800円) 、中学・小学生700円(500円)
※( )内は前売、20人以上の団体料金
※前売券の販売期間は2015年7月8日(水)から9月8日(火)まで
※7月7日(火)まで早割ペアチケット(1組2200円)販売中
問い合わせ ハローダイヤル 03-5777-8600

〈巡回情報〉
静岡

静岡県立美術館/2015年(平成27年)12月19日(土)から2016年(平成28年)3月21日(月)まで
福岡
石橋美術館/2016年(平成28年)4月2日(土)から6月12日(日)まで
※いずれも予定

ルーカス・ファン・ファルケンボルフ 《夏の風景(7 月または8 月)》 1585 年 油彩・キャンヴァス


南ネーデルラントの画家 《東方三博士の礼拝》 1520 年頃 油彩・板


ヒエロニムス・ボスの模倣者 《楽園図》 1539 年以降 油彩・板


アダム・ペイナーケル 《ティボリ付近の風景》 1648 年頃 油彩・板


ウィーン美術史美術館 外観




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締め切りは、2015年(平成27年)9月8日24時です。

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