アート
Posted on 2016-11-17
「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」京都と東京で凱旋開催
「不連続の連続」から生まれた名碗が勢揃い
「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」が、2016年(平成28年)12月17日(土)から京都国立近代美術館、また2017年(平成29年)3月14日(火)からは東京国立近代美術館で、開催されます。
樂(らく)家は、初代長次郞から十五代樂吉左衞門まで続く陶家です。「一子相伝」とは、技芸などの秘伝や奥義を、自分のひとりの子だけに伝えて、他には秘密にして漏らさないことです。一子とは実子に限らず、代を継ぐひとりの子のことであり、相伝とは代々伝えることです。一子相伝は、伝統という言葉では片付けられない「不連続の連続」だと言えます。
樂家450年の伝統と技
今回の「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」は、千利休が愛した初代長次郞の黒楽茶碗「大黒」をはじめとして、重要文化財が数多く出品。樂家450年の伝統と技が見られます。
樂家の展覧会は、ロサンゼルス・カウンティ美術館、サンクトペテルブルク・エルミタージュ美術館、モスクワ・プーシキン美術館で開催され、約19万人を動員し好評を博しました。今回の展覧会は、さらに充実度を増して、凱旋開催されるものです。
15代続いている樂家は、それぞれの代が「現代」という中で試行錯誤し創作を続けてきました。今回の展覧会では、現代からの視点で、初代長次郞をはじめとする歴代の「今-現代」を見ることで、一子相伝の中の現代性に迫ることができます。
「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」
〈京都展〉
会期 2016年(平成28年)12月17日(土)から2017年(平成29年)2月12日(日)まで
休館日 月曜日および12月28日(水)から1月2日(月・振替休日)、1月10日(火)[ただし1月9日(月・祝)は開館]
会場 京都国立近代美術館
観覧料 一般1400円(1200円)大学生1000円(800円)高校生500円(300円)中学生以下無料
※( )内は前売料金および20名以上の団体料金。
〈東京展〉
会期 2017年(平成29年)2017年3月14日(火)から5月21日(日)まで
休館日 月曜日・3月21日(火)[ただし3月20日(月・祝)、3月27日(月)、4月3日(月)、5月1日(月)は開館]
会場 東京国立近代美術館
観覧料 京都展と同じ
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締め切りは、2016年(平成28年)12月16日24時です。
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