アート / コラム
Posted on 2020-07-21
アート鑑賞 レンブラント《34歳の自画像》
こんにちは
宮川です。
今回も、アート作品をご一緒に鑑賞して参りましょう!
ネーデルラント連邦共和国(現在のオランダ)のレンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン《34歳の自画像》(1640年 油彩・カンヴァス 91×75cm)です。
オランダが海洋国として栄えた時代に、画家として名を馳せました。
「光と影の魔術師」というキャッチフレーズがつきますよね。
自画像が描かれた34歳のとき、レンブラントは結婚していて、富と名声も得ていました。
帽子や上着などから風格を漂わせつつも、落ち着いた色味が印象的です。
色白でやさしそうな感じも受けます。
しかしこの頃、高級品を買いあさり財産を散財。多額の借金もします。投機にも手を出して失敗しています。
この数年後には人生が暗転。無一文になってしまいます。
人生の絶頂期にあった自分を描いた1枚ということになるのでしょうか?!
この作品は、ロンドンのナショナル・ギャラリーのコレクション。
東京・上野の国立西洋美術館で開催されている「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」に展示されています。
これからも素敵な作品を、ご一緒に鑑賞して参りましょう!
Related Posts