アート
Posted on 2020-10-08
釈尊の生涯をガンダーラ美術で辿る 特集展示「ガンダーラの仏像と仏伝浮彫」 半蔵門ミュージアム
会場は「仏像と舎利容器」「仏伝浮彫」の2部構成
半蔵門ミュージアム(東京・千代田区)で、特集展示「ガンダーラの仏像と仏伝浮彫」が、2020年(令和二年)10月3日(土)から2021年(令和三年)2月28日(日)まで開催中です。
同館収蔵のガンダーラ美術の中から17点を紹介。新収蔵の仏伝浮彫「誕生」「四門出遊」「愛馬別離」の3点が初公開されています。
展示は「仏像と舎利容器」と「仏伝浮彫」の2部で構成。
「仏像と舎利容器」では、様々な形で残されたガンダーラ美術を紹介します。
説法印(転法輪印)を結んで結跏趺坐する釈尊の姿が刻まれた「説法印仏坐像」(片岩、2~3 世紀)や、釈尊の舎利(遺骨)の代替品を納め、信仰の対象とされていた「ストゥーパ型舎利容器」(片岩、2~3世紀)など、2~5世紀頃に作られた仏像や仏頭、舎利容器など7点が展示されています。
一方「仏伝浮彫」は、釈尊の前世から生誕、涅槃に至るまでの一代記を10点の仏伝浮彫(レリーフ)で辿る展示構成です。
釈尊前世の物語をあらわした「燃燈仏授記」(片岩、2~3世紀)、出家を決意した「出城」(片岩、2~3 世紀)、成道した釈尊が初めて説法を行った「初転法輪」(片岩、2~3 世紀)、釈尊入滅の姿が描かれた「王の帰依と涅槃」(片岩、2~3 世紀)など、釈尊の生涯を仏伝浮彫で紹介します。
中でも、新収蔵品の「誕生」(片岩、2~3世紀)、「四門出遊」(片岩、2~3世紀)、「愛馬別離」(片岩、2~3 世紀)は初公開です。
また、常設展示エリアでは、運慶作推定の「大日如来坐像」(木造、1193年か、重要文化財)、真言宗醍醐寺ゆかりの「不動明王坐像」(木造、12~13世紀)、「両界曼荼羅」(1706年)が展示されています。
特集展示「ガンダーラの仏像と仏伝浮彫」
会期 2020年(令和二年)10月3日(土)から2021年(令和三年)2月28日(日)まで
会場 半蔵門ミュージアム
休館日 月曜日・火曜日(月曜日・火曜日が、祝日や振替休日にあたる場合も休館)、年末年始(12月28日~1月5日)
※その他、臨時に休館することがあります。
入館料 無料
半蔵門ミュージアム https://www.hanzomonmuseum.jp/
※掲載画像の保存、複写、転写はご遠慮ください。
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