歴史 / 宗教・信仰

Posted on 2022-04-07
【REVIEW】特別展「空也上人と六波羅蜜寺」 平安・鎌倉彫刻の宝庫 六波羅蜜寺の名宝が一堂に




 会場エントランス ※2月28日開催された報道内覧会で撮影したものです。


 
空也上人立像が東京で半世紀ぶりの公開
東京・上野の東京国立博物館 本館特別5室において、特別展「空也上人と六波羅蜜寺」が開催中です。

「市聖(いちのひじり)」「阿弥陀聖(あみだひじり)」として知られる空也上人(くうやしょうにん)は、平安時代、南無阿弥陀仏ととなえて極楽往生を願う阿弥陀信仰をいち早く広めた僧侶であり、2022年は空也上人没後1050年に当たります。

空也上人が京都・東山の地に創建した六波羅蜜寺(創建時は西光寺と称した)には、現存最古となる上人の像が伝えられています。

念仏をとなえ歩いた姿を目の当たりにするような写実的な像は、仏師運慶の息子である康勝がつくりました。

同寺は 運慶一門にゆかりの深い寺でもあり、運慶作の地蔵菩薩坐像などが残されています。

本展覧会では、東京では半世紀ぶりの公開となる重要文化財「空也上人立像」をはじめ、六波羅蜜寺の創建時につくられた四天王立像、定朝作と伝えられる地蔵菩薩立像など、平安から鎌倉時代の彫刻の名宝が一堂に集います。

 
特別展「空也上人と六波羅蜜寺」
会期 2022年(令和四年)3月1日(火)から5月8日(日)まで
会場 東京国立博物館 本館特別5室、本館11室
※総合文化展(本館11室)での関連展示コーナーでは、六波羅蜜寺所蔵の作品も展示しています。
開館時間 午前9時30分~午後5時
休館日 月曜日、5月2日(月)は開館
観覧料金 一般1600円、大学生900円、高校生600円、中学生以下無料 ※入館の際に学生証要提示
※事前予約(日時指定券)推奨。事前予約していない場合は、当日の混雑状況により、希望の時間で入場できなかったり、入場を断られる可能性もあります。
※障がい者とその介護者1名は無料(障がい者手帳要提示)。日時指定予約は不要です。
※特別展観覧料で、特別展観覧の当日に限り総合文化展(平常展)もご覧いただけます。ただし、総合文化展の混雑状況によっては、入場をお待ちいただく場合があります。総合文化展の日時指定券をご予約いただく必要はありません。
※総合文化展のチケットでは、本展はご覧いただけません。なお当日、本展観覧料との差額をお支払いいただいてもご観覧いただけませんのでご注意ください。
 

重要文化財 空也上人立像 康勝作 鎌倉時代・13世紀 京都・六波羅蜜寺蔵 写真 城野誠治 


 
  
      




 
 
 

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