アート / コラム

Posted on 2020-10-06
【アート鑑賞】クロード・モネ《緑衣の女》 




 
今回の作品はクロード・モネの《緑衣の女》です。
  
1866年(慶應二年)の作品。

女性が髪のリボンを直すために、少し振り向いた瞬間の何気ない仕草を描いています。

浮世絵の美人画から影響を受けた構図です。

緑と黒のスカートの柔らかな質感、卓越した衣服のリアルな表現が高く評価されています。

モデルの女性はカミーユ・ドンシュー。

この作品の発表から4年後の1870年(明治二年)に、モネと結婚しました。

そのため、この作品には「カミーユの肖像」の別名があります。

現在は、ドイツのブレーメン美術館に収蔵されています。
 
  




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