アート

Posted on 2024-08-29
「大ゴッホ 展」《夜のカフェテラス》《アルルの跳ね橋》ほかを展示 神戸、福島、東京を巡回


フィンセント・ファン・ゴッホ《夜のカフェテラス(フォルム広場)》1888年9月、油彩・カンヴァス、80.7×65.3cm クレラー=ミュラー美術館 ©Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, 
the Netherlands. Photography by Rik Klein Gotink 

オランダの至宝といわれるゴッホの傑作が来日

画家、フィンセント・ファン・ゴッホ(1853~90)の名品を集めた巡回展「大ゴッホ展」が、神戸、福島、東京の各都市で、2025年から2027年にかけて開催されることになりました。

世界屈指のファン・ゴッホ コレクションを誇るオランダのクレラー=ミュラー美術館所蔵の名品が出品されます。

神戸展は阪神・淡路大震災から30年、福島展は東日本大震災から15年の節目の年に取り組む事業としてそれぞれ開催されます。

東京は、上野の森美術館を舞台に、2026年5月29日(金)~8月12日(水)(第1期)、2027年10月頃~2028年1月頃(第2期)の会期で開催されることになりました。

第1期の目玉は、約20年ぶりに日本で公開となる《夜のカフェテラス》。

ほかにも《自画像》をはじめとする初期のオランダ時代から数多の傑作を生みだしたアルル時代までの ファン ・ ゴッホの作品約60点や、クレラー=ミュラー美術館が所蔵するクロード・モネ、オーギュスト・ルノワールら印象派巨匠の名作が展示されます。

第2期はアルル時代から晩年までを紹介します。

注目作品はオランダの至宝と称される《アルルの跳ね橋》です。

夜のカフェテラス

南フランスの都市アルルにある広場のカフェテラスを描いた名品。夕闇とカフェの明かりの鮮やかなコントラストに、平坦な色塗りと勢いのある筆遣いが見事です。

アルルの跳ね橋

《夜のカフェテラス》とならんでファン・ ゴッホ 最高傑作のひとつ。オランダの国宝とされ、国外に貸し出されることは極めてまれで、日本での公開は約70年ぶりです。

空と水の青が印象的で、ファン・ ゴッホ の熟練した技術を示しています。

クレラー=ミュラー美術館

オランダ・ヘルダーラント州のデ・ホーヘ・フェルウェ国立公園内にある美術館です。

約90点の油彩画と約180点の素描などからなる世界屈指のファン・ ゴッホ作品を収蔵・展示しています。

大ゴッホ展
東京会場
会場
 上野の森美術館
会期 第1期:2026年5月29日(金)~8月12日(水)、第2期:2027年10月頃~2028年1月頃
展覧会公式サイト https://grand-van-gogh.com/

■巡回情報
第1期
神戸会場
 神戸市立博物館/2025年9月20日(土)~2026年2月1日(日)
福島会場 福島県立美術館/2026年2月21日(土)~5月10日(日)
第2期
神戸会場
 神戸市立博物館/2027年2月~5月頃(開催確定後に公表)
福島会場 福島県立美術館/2027年6月19日(土)~9月26日(日)

 

フィンセント・ファン・ゴッホ《自画像》1887年4月-6月、油彩・厚紙、32.4×24cm クレラー=ミュラー美術館 ©Collection Kröller-Müller 
Museum, Otterlo, the Netherlands. 
Photography by Rik Klein Gotink 

 

フィンセント・ファン・ゴッホ《アルルの跳ね橋(ラングロワ橋)》1888年3月、油彩・カンヴァス、54×64cm クレラー=ミュラー美術館
©Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, 
the Netherlands. Photography by Rik Klein Gotink

 

クレラー=ミュラー美術館外観 ©Kröller-Müller Museum/photo: Jannes Linders 


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