アート

Posted on 2011-11-15
書道博物館で「日本の古代碑 -多胡碑建立1300年を記念して-」開催中


Writer:蓬田(よもぎた)修一

東京・台東区の書道博物館では、「日本の古代碑 -多胡碑建立1300年を記念して- 」が開催中です。(会期:2011年11月15日~2012年1月15日)

今年は、群馬県にある「多胡碑」が建立されて1300年目にあたります。

「多胡碑」は、群馬県多湖郡(現在の群馬県高崎市吉井町)設置を記念して、和同4年(711年)に建てられました。

栃木県大田原市の那須国造(なすのくにのみやつこ)碑(700)、宮城県多賀城市の多賀城碑(726年)とともに、日本三古碑のひとつとして知られています。

群馬県には、多湖碑のほかにも、山ノ上(やまのうえ)碑(681年)、金井沢(かないざわ)碑(726年)があり、これらを上野三碑(こうずけさんぴ)と呼んでいます。

今回の展示では、書道博物館の創設者である中村不折(ふせつ)のコレクションの中から、「多胡碑」をはじめとする“上野三碑”や“日本三古碑”などの拓本を紹介します。

また、中村不折が『東京朝日新聞』に連載した新聞挿絵「上毛三古碑」などもあわせて展示します。

日本石碑のルーツがたどれる貴重な展覧会です。

開催概要

会期:2011年11月15日~2012年1月15日
休館日:月曜日(ただし1月9日は開館)、1月10日、年末年始(12月29日~1月3日)
開館時間:午前9時30分~午後4時30分(入館は4時まで)
入館料:一般500円(300円) 小、中、高校生250円(150円)
※( )内は、20人以上の団体料金

書道博物館 公式サイト


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