アート

Posted on 2012-12-17
書道博物館で企画展「不折が学んだ、書聖・王羲之。」 来館者のリクエストにこたえて王羲之コレクションを一気に紹介


書道博物館

東京台東区にある書道博物館。洋画家・書家であった中村不折が、40年あまりにわたり独力で蒐集した中国と日本における貴重な書道資料がコレクションされています。


Writer:蓬田(よも)修一

書道博物館では「みんなが見たい優品展 パート10 -中村不折コレクションから- 不折が学んだ、書聖・王羲之。」が開催中です。

来館者の展示希望アンケートをもとに、要望にできるだけこたえて同館の所蔵品を紹介するリクエスト展です。

10回目となる今回は、アンケートで常に上位を占める王羲之の作品を、東京国立博物館平成館で2013年1月22日から3月3日まで開催される特別展「書聖 王羲之」に合わせて紹介します。

第1展示フロア(1階)は“王羲之に至るまで”をテーマに、西宮酒造株式会社(現・日本盛株式会社)社長・伊藤米蔵の功績を称える碑の拓本(中村不折 筆、渋沢栄一 題字)や、中国陝西省にあった褒斜道の修理開通を記念し、道沿いの岩壁にその経緯を刻んだ「開通褒斜道刻石(後漢・永平9年)」の拓本などを展示。

第2展示フロア(2階)では“王羲之の書”」をテーマに、「楽毅論(宋拓)」「蘭亭序-潁井本-(明拓)」など王羲之の作品を多数紹介しています。

特別展示室(2階)では、唐時代の僧・懐仁が王羲之書跡から字を集めて建てた碑「集王聖教序」の拓本を展示。

中村不折記念室(2階)では、不折が王羲之を学んだ作品および関連作品が紹介されています。

会期:2012年12月7日(金)から2013年3月3日(日)まで
会場:台東区立書道博物館
入館料:500円(300円) 小・中・高校生250円(150円)
※カッコ内は、20人以上の団体料金
開館時間:午前9時30分から午後4時30分まで(入館は4時まで)
休館日:月曜日(祝日と重なる場合は翌日) 12月29日~1月3日 特別整理期間等

書道博物館 公式サイト


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