アート
Posted on 2016-05-30
「生誕150年記念 中村屋サロンの芸術家 中村不折の魅力展」
中村屋ゆかりの芸術家 不折
東京・新宿の中村屋サロン美術館で2016年(平成28年)7月24日(日)まで、「生誕150年記念 中村屋サロンの芸術家 中村不折の魅力展」が開催中です。
中村不折(1866-1943)は明治、大正、昭和期に活躍した洋画家・書家です。彫刻家の萩原守衛の縁から創業者の相馬夫妻と知り合い、中村屋の看板のロゴを書いた、中村屋ゆかりの作家です。
本展覧会は不折の生誕150年を記念して企画されたもので、台東区立書道博物館の所蔵作品を中心に、不折の初期から留学期、そして晩年までの油彩画、素描、日本画、書、本の装丁など、合わせて約50点が展示されています。
展覧会の構成は次のとおりです。
第1章 パリ留学時代
美術学校アカデミー・ジュリアンのジャン=ポール・ローランスに学んだ不折の人体描写の技術を見ることができます。
第2章 初期作品
1888年、上京した不折は画塾「不同舎」に入門し、小山正太郎に師事しました。現存する最初の油彩画作品《油彩画》、若手画家として認められることとなった《憐れむべし自宅の写生》などが展示されています。
第3章 不折の日本画と書
書家としての不折の活動は1908年に出版された『龍眠帖』に始まります。不折が書を本格的に学び始めたのは日清戦争の従軍記者として中国や朝鮮に渡ってからです。それから熱心に資料を蒐集して研究を深め、独自の書法を確立しました。また、日本画では、山水、道釈人物、中国故事などをテーマに描いています。
第4章 帰国後の油彩画
帰国後の不折の絵は、パリ留学で鍛えられた正確な人体描写、劇的な画面構成などが見どころです。
第5章 不折のブックデザイン
不折は、夏目漱石の『吾輩は猫である』や島崎藤村の『若菜集』などの装丁を手掛けています。日本のブックデザインを切り開いた人でもありました。
不折の多彩な才能をご覧になってみてはいかがですか?
生誕150年記念 中村屋サロンの芸術家 中村不折の魅力展
会期 2016年(平成28年)4月30日(土)から7月24日(日)まで
会場 中村屋サロン美術館 展示室1・2
入館料 300円、高校生以下無料
特別協力 台東区立書道博物館
■■■■たくさんのご応募ありがとうございました。締め切りました。「生誕150年記念 中村屋サロンの芸術家 中村不折の魅力展」招待券プレゼント■■■■
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締め切りは、2016年(平成28年)6月15日24時です。
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