アート / 歴史

Posted on 2019-07-04
歴博で特集展示「もののけの夏―江戸文化の中の幽霊・妖怪―」


狩野洞雲益信「百鬼夜行図」(部分) 紙本着色一巻 貞享元年(1684)以前 国立歴史民俗博物館 


妖怪や幽霊が江戸文化で果たした役割を考える
2019年(令和元年)7月30日(火)から9月8日(日)まで、千葉・佐倉市の国立歴史民俗博物館で特集展示「もののけの夏―江戸文化の中の幽霊・妖怪―」が開催されます。

歴博は、妖怪や幽霊などに関するコレクションでは、国内有数の規模を誇ります。

今回の特集展示では、そのコレクションの中から美術史的あるいは民俗学的に価値の高い「百鬼(ひゃっき)夜行図(やぎょうず)」や「化物絵巻」など、厳選の約100点が展示されます。

歴博ではこれまでにも幽霊・妖怪に関する展示を行ってきました。今回は主に、妖怪や幽霊が江戸文化の中で果たした役割について考えます。

草双紙や妖怪絵本に描かれる妖怪たちは、現代のサブカルチャーにも通じるキャラクター化がなされているとも言われています。

怪異表現は江戸文化を特徴づける主要な要素であるとともに、現代日本文化の淵源を考えるための材料のひとつとも言えます。

今回は、江戸時代後期における怪異表現が「遊び」「歌舞伎」「盛り場」などのアプローチから紹介されます。

特集展示「もののけの夏―江戸文化の中の幽霊・妖怪―」
会期
 2019年(令和元年)7月30日(火)から9月8日(日)まで
会場 国立歴史民俗博物館 企画展示室B
料金 一般600円(350円)、大学生250円(200円)、高校生以下無料
(  )内は20名以上の団体
※障がい者手帳等保持者は手帳提示により、介護者と共に入館無料。
※高校生及び大学生は学生証等を提示(専門学校生など高校生及び大学生に相当する生徒、学生も同様)。
※開館日・開館時間・料金を変更する場合があります。
開館時間 9:30~17:00(最終入館は16:30まで)
休館日 毎週月曜日
※8月13日(火)は開館します

狩野洞雲益信「百鬼夜行図」(部分) 紙本着色一巻 貞享元年(1684)以前 国立歴史民俗博物館 




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