アート / コラム
Posted on 2020-08-22
【アート鑑賞】ポール・セザンヌ 《サント=ヴィクトワール山》
皆様こんにちは
蓬田でございます!
今日もアートの名作を皆様とご一緒に鑑賞してまいりましょう!
今回の作品はポール・セザンヌ 《サント=ヴィクトワール山》です。
1904年(明治37年)の作品で、現在はフィラデルフィア美術館が所蔵。
初期の頃は、印象派の創始者といわれるピサロの影響を受けていたポール・セザンヌですが、徐々に独自の画風を確立していきました。
サント=ヴィクトワール山は、セザンヌが繰り返し描いた重要なモチーフです。
1870年代から描き始め、生涯に描いた点数は80点ほどにのぼります。
当時、パリでは日本の浮世絵が流行していましたので、特に「富嶽三十六景」に影響を受けた可能性が指摘されています。
山や建物は幾何学的なフォルムで再構築され描かれ、キュビズムの影響を見て取れます。
セザンヌはモノの形状にこだわったことが、改めて強く窺われます。
これからも、アート作品をたくさん鑑賞してまいりましょう!
Related Posts