アート / 歴史

Posted on 2021-04-27
「心のふるさと良寛Ⅱ」 良寛の書と芸術を堪能 永青文庫(東京・目白)



良寛「和歌 貞心尼に代てよめる」個人蔵(前期展示) 


日本人の“心のふるさと”
良寛(1758~1831年)は、江戸時代後期の詩歌・書に優れた托鉢僧で、「良寛さん」と呼ばれ親しまれています。

越後出雲崎の名主橘屋の長男として生まれ、一時は名主見習となりますが、18歳で出家し、修行ののち諸国を行脚して帰郷します。

その後、国上山(くがみやま)の中腹にある五合庵(ごごうあん)や、乙子(おとこ)神社の草庵に住庵しました。

生涯寺を持たず、名利にとらわれぬ生活を送り、清貧の中で生きとし生けるものすべてへの愛を失わず、子どもと戯れ、友と語り、和歌や漢詩を詠み、書に興じた人でした。

そうした良寛の生きざまや遺墨は、いまも多くの人々の共感を呼び、魅了し続けています。

今回の展覧会は、2018年に開催した春季展「心のふるさと良寛」の第2弾です。

日本人の「心のふるさと」と評される、良寛のあたたかな書と芸術に触れてみてはいかがでしょう。
 
  
永青文庫 細川家伝来の文化財を管理保存
江戸幕府から肥後熊本五十四万石を与えられ、強力な外様大名として幕末に至った細川家。

この家に伝来する歴史資料や美術品などの文化財を管理保存・研究し、一般に公開しているのが永青文庫です。

現在の建物は旧細川侯爵家の家政所(事務所)として、昭和初期に建設されたものです。 
 
  
「心のふるさと良寛Ⅱ」展覧会概要
会期 2021年(令和三年)4月24日(土)から8月1日(日)まで
     [前期]4月24日(土)~6月27日(日)
     [後期]6月30日(水)~8月1日(日)
     ※前・後期で大幅な展示替えがあります。
休館日 毎週月曜日、6/29(火)
会場 永青文庫
入館料 一般1000円、シニア(70歳以上)800円、大学・高校生500円
公式サイト https://www.eiseibunko.com/ 
  
 

良寛「自画像賛 四月朱明節」個人蔵(前期展示) 


 

良寛「書簡 およしさ宛 ぬのこ一」個人蔵(前期展示) 


 

北大路魯山人「良寛詩筆筒二点 今日乞食」個人蔵(通期展示) 


  
 
以下の画像は4月23日に行われたプレス内覧会で撮影したものです。

4階展示会場 


 

3階展示会場 

 

永青文庫外観 


    
     




Tags:,
Posted in アート, 歴史 | Comments Closed

Related Posts