アート
Posted on 2021-05-17
特別展「聖徳太子と法隆寺」 奈良と東京で開催

国宝 薬師如来坐像 飛鳥時代 7世紀、奈良・法隆寺蔵、奈良展、東京展ともに通期展示
飛鳥時代からの貴重な文化財で太子の世界に迫る
令和三年(2021年)は、聖徳太子の1400年遠忌にあたります。
これを記念して開催されるのが、特別展「聖徳太子と法隆寺」です。
法隆寺において護り伝えられてきた寺宝を中心に、太子の肖像や遺品と伝わる宝物、また飛鳥時代以来の貴重な文化財を通じて、太子その人と太子信仰の世界に迫ります。
特に金堂の薬師如来坐像は、日本古代の仏像彫刻を代表する存在であり、飛鳥時代の仏教文化がいかに高度で華麗なものであったかを偲ばせてくれます。
展覧会の構成
1章 聖徳太子と仏法興隆(ぶっぽうこうりゅう)
2章 法隆寺の創建
3章 法隆寺東院とその宝物
4章 聖徳太子と仏の姿
5章 法隆寺金堂と五重塔
法隆寺献納宝物とは
廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)運動の動乱から法隆寺と宝物を守るため、明治十一年(1878年)に皇室へ献納された仏教美術を中心とする作品群。
正倉院の宝物とともに、わが国古代美術史上の双璧をなし、特に飛鳥時代の作品を多く含んでいる点に特色があります。
終戦後の国有化を経て東京国立博物館が所蔵しており、約320件からなる内容は絵画・書跡・彫刻・金工・木漆工・染織と多岐にわたります。
いずれもわが国における仏教美術の黎明期を考察する上で貴重な作品です。
今回の展覧会には、この法隆寺献納宝物からも出品されます。
特別展「聖徳太子と法隆寺」
奈良会場
会期 令和三年(2021年)4月27日(火)から6月20日(日)まで
会場 奈良国立博物館
東京会場
会期 令和三年(2021年)7月13日(火)から9月5日(日)まで
会場 東京国立博物館 平成館
入場チケットについて 事前予約<優先>制。(東京会場分は6月21日(月)より前売日時指定券を販売開始する予定。)
購入方法や入場料は、展覧会特設サイトでご確認ください。
展覧会特設サイト https://tsumugu.yomiuri.co.jp/horyuji2021/

国宝 天寿国繡帳 飛鳥時代 622年頃、奈良・中宮寺蔵、東京展のみ前期展示

国宝 聖徳太子および侍者像のうち聖徳太子 平安時代 保安2年(1121)、奈良・法隆寺蔵、奈良展、東京展ともに通期展示

国宝 聖徳太子および侍者像のうち聖徳太子 平安時代 保安2年(1121)、奈良・法隆寺蔵、奈良展、東京展ともに通期展示
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