アート / 歴史

Posted on 2011-10-11
江戸東京博物館で、企画展「日光東照宮と将軍社参」展 開催


Writer:蓬田(よも)修一

江戸東京博物館で、企画展「日光東照宮と将軍社参」展が、2011年10月8日から11月23日まで開催中です。

元和2年(1616)4月17日に逝去した徳川家康の遺骸は駿河国久能山に埋葬されましたが、一周忌にあたり日光山へ遷座されました。

これにあわせて2代将軍秀忠が日光に参詣を行なったことが、日光社参の始まりとされています。以降、将軍の日光参詣は、天保14年(1843)まで17回行なわれました。

この将軍による社参は時の政権の意思や政治的な意義も含んでゆくことになります。

今回の展覧会では、この日光社参について、将軍が社参を行なった日光とはどのような歴史を持っているのか、江戸時代を通じて17回行なわれた社参の実像について、その規模や旅程、行列の様子、そして将軍は日光に到着したあと、どのような儀式を行なっていたのかなど、絵巻や屏風、古文書から日光東照宮と将軍による社参の関係に迫ります。

■展覧会概要

名 称:企画展「日光東照宮と将軍社参」展
会 場:江戸東京博物館 常設展示室5階 第2企画展示室
会 期:2011年10月8日~11月23日
休館日:月曜日
入場料:一般600円 大学・専門学校生480円 中学生(都外)・高校生・65歳以上300円 中学生(都内)・小学生以下は無料
※常設展観覧料でご覧になれます。

江戸東京博物館オフィシャルサイト

重要文化財 東照社縁起絵巻(仮名本)巻第四「落慶法要」 1640年(寛永17) 狩野探幽筆 詞書:後水尾上皇他  日光東照宮蔵

東照大権現像 天海賛 四代木村了琢筆 江戸時代 德川記念財団蔵

展示会場内、第3章「日光山の盛儀と徳川将軍」エリアの様子。日光で将軍がどのように参拝し、また過ごしたのか、貴重な資料によって明かされる。


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